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筋肉ドクターの気まぐれ日記

Killing Timeに日記を書き候
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05.05.00:41

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  • 05/05/00:41

09.29.01:17

生命観

この世の全ては諸行無常。

これは東洋思想の基本原則。

生まれれば滅びる。

人間生まれたときから死ぬ運命になる。

これは誰しも共通の話。


西洋医学のベースである西洋生物学で基本はホメオスタシス、恒常性。

生物は基本的には体内環境は一定に保たれて変わらないものだと説く。

外から恒常性が乱されるストレスや活性酸素、外力などの害に晒されて恒常性が乱れ、適応限界を超えれば死に至る。

だから、病気になったら原因を探る。何がホメオスタシスを狂わせたのか。何もなければ健康なはずなのに。

そして、病気や怪我をするから人間は死に至る。
外からのストレスや活性酸素の害がなければ老化もないし、痛くもないはずだと。

原因不明に恐怖する。何もしていないのにと。何もしなかったら健康なまま変わらないはずなのにと。

で、不治の病だと診断されると、死を恐怖し何とかしようと藁をも掴む。


東洋思想では死ぬのは生まれたら必然。

病気や怪我であろうが無かろうが死ぬこともある。必然だから。

不治の病だからって、その病で死ねるとも限らない。

寿命は天が決める。
天命が尽きれば死ぬとき。

病気が見つかろうが怪我しようが、死ぬ時は死ぬし、生きる時は生きる。ただ天命に背かずに道を生きるのが有り難い素晴らしい人生。


どうも西洋かぶれな日本人の死生観、生命観。

そんな日本人に病気の原因を説明する西洋医の俺。

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09.25.22:33

甲野善紀先生

今日は、空手を始めた息子が上達の糸口になるかと、甲野善紀先生の講習会へ子供達と参加した。
数々の身体の使う技術を紹介して頂いた。

私が以前滋賀県スポーツ医会で、甲野善紀先生の講習を初めて受けた(と言うか甲野先生を全く知らずに参加した)時はまだ竹刀(真剣も)の持ち方は手を揃えるというのに気付かれた頃だったと思う。
その時は、御高齢の先生(医師)ばかりで、やたらと私を相手に指名して頂いたのを記憶している。
その時の感想は、「身体の使い方オタクの先生には出来ても、一般人に適応できるのかな?」というのが大きかった。

あの頃よりは私自身も、多少身体の使い方を理解したので、今日は甲野先生の新しい技「内腕」にも対応できたかな?

甲野先生は筋トレ否定論者と思われるが、きっと私のセミナーを受けると考えは変わるだろうなと思いながらも、実は私自身は筋トレにそういった身体の使い方を使いまくってたりするんだな。

私のキストレ理論では最もパワーが高い運動が必要で、最もパワーが高い動きは心身の使い方が重要になる。何気に教えてるキストレも、実は身体の動きについても深いんだよねー。

次の私の筋トレには「内腕」の応用を考えてみようと思っている。
まあ、そこは筋トレの深みではあるが、基本では無いしね。


と、アンチ筋トレ派であろうと、吸収できることは吸収しないと勿体無いしね。

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09.23.10:47

筋トレ効果の男女差

うちの施設の利用者で、男性は「身体が変わってきました」女性は「動くのが楽になりました」と比較的早くおっしゃる方がほとんど。

しかし、通常男性は称賛されたい、女性は賛美されたいと言われるように、男性は能力を上げたい、女性は見た目を変えたいものだと思います。

筋トレは逆のニーズから満たして行き、また、男性が能力が上がった、女性が体型が変わったというのに効果的ではあるが、時間がかかるのかもしれない。

なかなかこの世は面白くできている。

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09.16.11:08

正しい筋トレの普及

かなりの変性疾患の手術が、正しい筋トレで避けれるのではないか?

そんなことを考えながら、患者さんに正しい筋トレができない医療機関で働き続けてきて、いよいよ開業し、実際に正しい筋トレと私が確信しているものを提供しているわけですが、ほぼ答えが出ている気がします。

間違いなく変性疾患に対して手術より正しい筋トレの方が結果が良いという感触がある。

もちろん、多くの医療者、研究者を納得させるには、正しい筋トレをメカニズムから、統計学から効果が高いことを実証し、かつ手術群と正しい筋トレ群の比較、もしくは正しい筋トレと正しくない理学療法の二重盲検法の大規模比較試験などをしないと、そう断言はしてはいけないんでしょう。
しかし、私にそんな知識もお金もありません。

まあ、私が生きている間は、私がやっていることを正しいと認める専門家はいないでしょうね。
まだまだ変性疾患の痛みに対して安静を指示する世の中ですから。

うちで体験したり、目撃した若いバイトの方々に、少しずつ広げていってもらうしかないなと。

細々と正しい筋トレの普及、できるだけ恩恵を受けるチャンスを逃す方々に可能な限り正しい筋トレを提供するだけですね。私の人生は。

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09.14.20:19

ほんまっすか?

最近、某患者さんに言われた「ほんまっすか?」シリーズ

・湿布は怪我が治るのを遅らせます。
痛み止め(NSAIDs)は治癒(免疫)反応の一つである炎症を抑えるので、痛みを軽減しますが、治癒は遷延させます。湿布も痛み止めの薬です。治すものは一切含まれません。

・怪我は後から出ません。
怪我は強い外力を受けて身体の組織が損傷した時に発生するもので、北斗の拳のような後から内部から損傷するようなことは起こり得ません。

・マッサージで治る病気や怪我はありません。
マッサージは気持ち良いのが重要で、気持ち良い=治るとは限りません。
おいしい=治るのと関係が無いのと同様です。

・腰痛や肩こりは安静にしても治りません。
腰痛や肩こりは怪我ではないので患部の安静で良くなることはありません。
患部の安静が推奨されるのは怪我くらいです。
これもあくまでも患部の話で、全身の床上安静が支持される病気や怪我はありません。
全身の多発外傷くらいですか?

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09.10.00:02

KIS

Keep It Simple

キストレのキスだ。
これ、単純に考えろってことだが、何が単純か学校教育を受けると難しいのかも。

ゼロベースで考える。
これも、学校教育を受けると難しいようだ。

研究によって分かった事実から考える。これ、全然KISじゃないのだが、そういうのが正しいと思う人が多い。


急に刀で斬りかかられた。自分がどうするか研究で分かったことから考えている暇はない。逃げるか避けるしかない。
何故避けるのか?研究してどれくらいの危険性か証明された?メカニズムが解明された?

これがゼロベースで考えるKISだ。


キストレはそういうこと。
人間の原則から筋力を強くする方法をやるだけ。
研究しなくても分かっていることをやるだけ。


それが分からない、研究したがる人が多い。

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09.08.02:02

利に放(よ)りて行えば怨み多し

「命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は始末に困るものなり。此の始末に困る人ならでは、艱難を共にして国家の大業は成し得られぬなり」
と西郷隆盛に言わせた山岡鉄舟をカッコええな―と思ったりする私ですが、どうもこの「義」に生きるというのは難しいものだ。

どうしても「義」に生きようとすると、逆に「利」を意識してしまう気がする。
タイトルの論語の言葉も言うは易し、行うは難しなわけです。

「よーく考えよー、お金は大事だよ―」などと変な歌が頭に流れてしまう時点で「利」で生きている。
かと言って、お金で人に迷惑をかけることは「義」に反することである。
「義は利の本なり、利は義の和なり」とも言う。
義を尽くしても利が得られなくて不満なのは利に振り回されているが、逆にさして義を尽くしても無いのに利を得てラッキーって喜ぶのも利に振り回されていると言える。
「利」は「理」で処理して「情」を入れないってのが「義」に生きるということだろうか。

よく、プライベートで病気について相談されて、大した情報も無いくせに「ただで診てもらう気?」みたいな上から目線の医療従事者の書き込みをSNSで見たりするが、そう思っている人は完全に医は算術と思っているってことだろう。医療がビジネス化すると必ず質が落ちるのは売上の公式から明らかだ。こういう人からの情報は儲けるための情報でしか無いと思ったりする。俺ならこういう人に自分の健康を相談する価値は無いなと思ったりする。

かと言って、相談されている中で「詳しくは来ていただいたら診察しますよ」って言うことは利に振り回されず、義に叶っていると思う。

何せ日本人と雖も、現在ほぼ全員が利に生きているわけで、患者さんはほぼ利を求めて来る。利を得られないと思うと不満に思うものです。周り中がそういった中で「義」に生きるのは尚更難しい。
孔子なんて大昔と雖も中国ですから、正にそういった環境で人間の中にある善を信じて義に必死で生きた人だろう。

そんな偉人でも無い私は、個人事業主になってからこの辺の葛藤と闘う毎日だなと。

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09.07.21:12

医療の最前線

医療の最前線と言うと救急医療を取り上げがちじゃないですか?
西洋医学はとりあえず、物質的に作用させるといった分かりやすい話なので、救命救急などの急性疾患には有効性が高い。
死ぬか生きるかは、とりあえず心肺機能さえなんとか止まらないように維持しようとすれば良い。
で、やらなければ生きるか死ぬかの心肺蘇生などは現在はAEDも普及し、一般の方への啓蒙も進んでいる。要するに一般の方でもできる。

しかし、私がやっている運動器の機能低下を上げるなんてことは、生き死にに関わらないし、物質の作用で簡単に説明できるものでもないので、一見病人に見えないような人をどうにかするという話だ。機能的な問題は目に見え辛く、検査でも異常と言われ難い。それを何とかしようというのは、物質主義的には理解し難い。

なのでよくよく考えると、救急医療を医療の最終ラインとすると、運動器の機能改善こそが医療の最前線と言えるかもしれない。
が、現在の医療はその最前線をパラメディカルに押し付けて軽視している。
しかし、この最前線を破られるとどんどん病人らしくなっていく。
ある意味自分は最前線で闘う珍しい医師かもしれない。
しかし、最終ラインで働く救急医ほど華々しくは注目されないね。
まあ、はぐれドクターですし。

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09.06.20:50

クリエーター?

私はある性格判断でバリバリのクリエーターです。

なのに、人生振り返ってみると、まあ富を得たかどうかはさておき、ディールメイカー的な人と人とを繋げることが多いなと、最近気付きました。

で、繋げて自分は繋がらないみたいな。



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08.29.10:11

ベストセラー本

多少、出版業界の方とお話しさせて頂いた経験から、最近思うこと。

ベストセラー本は低俗だ。

医師の書いた本など結構あるが、あれってほとんどライターさんが書いているらしい。何故なら、お医者さんが書くと内容が難しくなって売れないということだ。

地震のロバート・ゲラーさんも、著書で複雑系について触れた内容にしようとすると、売れなくなるのでと言われたらしい。

深く何故かに踏み込んだ内容というのは一般うけしないということだ。要するに専門書という部類になってしまうようだ。

しかし、私に言わせれば、世に出ているトレーニング本なんて、小難しい雑学だらけで、簡単な本質を書いていないように思う。簡単な本質に踏み込むと専門書で売れない?小難しい雑学本は売れる?

ベストセラーには仕掛けがあって、みんな読んでから買うわけじゃないから、発売前にどんだけ予約が入るかとか、書評段階で多くの人に読まれそうなものだったら増刷して、本屋で平積みされると更に勘違いの連鎖で売れると竹田恒泰さんが言っていた。

そう考えると、売れるかどうかは内容の難しさの問題じゃないのに、ちょっと、出版業界は読者を馬鹿にしていたのかもしれない。
低俗な本しかベストセラーになる仕掛けをしてこなかったってことだろう。もしかして、戦後日本人の弱体化のためにGHQがさせたのかな?

深くて面白い本はベストセラーではないのかもしれない。
もしかしたら、活字離れはネットの影響だけじゃないかもね。

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