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筋肉ドクターの気まぐれ日記

Killing Timeに日記を書き候
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05.19.08:50

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  • 05/19/08:50

03.25.19:10

日本整形外科学会の整形外科医へ向けての運動器検診の連絡

『今回の運動器検診は内科健診の一部として学校医が行うもので、事後措置として専門医受診を勧められた児童生徒が整形外科医を受診します。その際には、「隠れた運動器疾患」を有する児童生徒のほか、治療の対象でない運動器機能不全であるものも数多く含まれているかと思います。治療の対象でない運動器不全の児童生徒に対しても運動習慣の奨励やストレッチの指導など運動器の専門家としての指導をお願いできればと考えております。』

要するに、オーバーワークの子供たちは「隠れた運動器疾患」だと。
これの根本治療は指導者にしごきをやめさせることです。
薬や手術の対象じゃないと私は思うわけです。

で、運動不足の子たちは、「治療の対象でない運動器機能不全」だと。
で、そういう子をどうもないよと帰さないでねと言ってるわけです。
学校検診で問題指摘されてわざわざ整形外科行ったのに、どうも無いと言われた!と親が苦情を言ったりするのを避けたいわけです。
でも、そういった子が「運動習慣の奨励やストレッチの指導など」で運動するようになるようになるとは思えない。
もちろん、うちなら隣接施設の利用を促せるわけですが。
きっと、じゃあリハビリ行ってもらいましょうとか言って、理学療法士に適当なこと言われて終わりなんだろうな。


さあ、春の学校運動検診元年、どのような問題が発生するかな?
子供の運動の二極化の解決になったら凄いと思う。
期待するけど無理だと思う。

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03.15.12:04

治る病院

小学校だったか、中学校だったか、学校の先生が「流行っている病院は治らないから行列ができるんだ。治る病院は患者さんが来なくなるから空いてるんだ。だから、私は空いている病院へ行く。」と言っていたのを記憶している。

実際にやる側になって思うことだが、治る病院は治りたくない患者さんは更に来なくなる。

で、結局早く治る方向性ってのは、どちらにせよ患者が減るってのは間違いなさそうだ。

症状をマスクして寛解させながら長く来てもらう方がビジネス的にも良いんでしょうね。

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02.24.23:32

成果

今年(来年度)から学校で運動器検診が始まる。
座高が項目から除外されるのはニュースになっていたが、要するに学生の運動器の健康を守ることが重要視されているからだ。
問題は、現在の学生は運動する子は部活などでシゴキを受けて完全なオーバーワーク状態で骨端症を発症している子がいれば、部活もせずに家でゲームなどして過ごし過度な筋力低下を示す子もいる。
そういう二極化した運動状況を打開するための対策、予防医学としての導入だと思われる。

で、そんなことは前から知っていたので、私が校医をしている学校では前から生活調査の中に運動状況を入れるべきだと言っているが、なんだかんだと養護の先生は調べない。体育と部活があるから調べにくいとか、意味の分からん言い訳でやらない。
テレビやゲームやネットの時間や朝食を食べたかどうか、歯を何回磨いているか、勉強を一日どれくらいやっているかなど、そんなことより運動の方が健康に影響大だと以前から言っているが、そちらの方が気になるそうだ。

だいたい、その学校保健の会に参加している中で運動習慣のある人は?と聞いたら私以外いなかった。

私が行ったスポーツマネジメントスクールでは成果と稼働を混同するなと言っていたが、要するに子供達の運動の二極化を解消し、健康な運動習慣をつけることが成果だ。
きっと、検診するという稼働で終わるんだろうな。


現在整形外科学会ではTRY 40cm projectなるものをやっていて、40cmの台に座って片脚で立ち上がれましょうという啓発をしている。
メタボ検診と同様、身長補正無く40cmというのもどうかと思う。身長2mの人が40cmから片脚で立つのは相当な筋力がいると思うが、140cmくらいの細いおばあさんなら相当筋力低下しても立てるんでしょう。

で、そんなことよりパンツ見、じゃなくて、じゃあ、どうやったら40cmから立てない人が立てるようになるのか?という話だ。成果はそれができるようになることでしょう。
できる人は良かったね。出来ない人はがんばりましょうの評価だけで稼働したつもりではいけません。

そうなってくると、正しい筋トレをやっているアイアンクリニックへ行きなさいってのが最も正しい答えじゃないか!?

本当に我が国の、運動の軽視、無視と、役人の成果無視の稼働への公費の無駄遣いは何なんでしょう?

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02.14.11:56

かまいたち

私は診たことはありませんが、整形外科医をしていると、かまいたちを縫合したという話を何度か聞きました。

かまいたちというのは、特に外傷的誘引が無いのに切創のような傷が出来るというものです。

聞いた話では何故か出血はしないと聞いていましたが、昨日竹田恒泰さんが「怨霊になった天皇」を執筆中に、知人が突然顔から血が吹き出て、かまいたちのような現象に遭遇されたそうです。

病院勤務中は病院に霊が出るような話はよく聞きましたが、私はそういう神秘現象にはあまり出会わないようです。

一つだけ私もありますが、かまいたちではありません。酒井雄哉大阿闍梨と出会って、その現象も普通だと思うようになりましたが。

ちなみにUFOは何回か見てます。

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02.06.00:58

辛い医療

あなたの身体の具合が悪くなって、医療機関へかかったとする。

→何もしてもらえなかった→治った→何も思わない
            →治らなかった→何もしてもらえなかったから悪くなった
→薬をもらった→治った→薬が効いた
       →治らなかった→ヤブ医者?
→注射をした→治った→注射が効いた
      →治らなかった→注射が効かない難しい病気だと思う
→手術した→治った→大病を医者が治した
     →治らなかった→手術しても治らないような酷い病気だと思う
→運動した→治った→自分の努力のため
     →治らなかった→運動したせいで悪くされた

こういう思考パターンの方が多いので治しにくいし、手術が重宝されるんだろうな。

本当にこれが正しいのか考え直すべきだ。

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01.22.18:25

残念

本日、出先で肩の骨折の高齢者の方が来られました。

入院の適応はありませんが、家族が肥満のある動けない高齢者のためと、入院を希望されました。
入院すると寝たきり、認知症のリスクを説明の上でした。

これが、世の中の人の勘違いが多い。
入院すれば認知症も体力も良くなると思っている方がおられる。

しかし、はっきり言いまして、世のリハビリと称する理学療法士による理学療法で体力アップを期待するのはまあ、不可能です。きっちり体力を付けることができる理学療法士なんて1%もいないでしょう。


そして、デイサービスに通いながらうちの外来で運動しているご婦人。
自重でのスクワットがやっとの状態から、一度、スクワットバーを担いでスクワットが出来るようになってましたが、これが脳からの出血だか何だかで入院され、また独歩できなくなり来られた。
しかし、うちのアイアンクリニック式スクワットで今日もかなり回復されている。

筋トレなんて分かれば簡単なことだが、全く知られていないのが残念でならない。

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01.21.09:56

原因と結果のはき違い

うちの整形外科では、よく自重でスクワットをしてもらう(もちろん、アイアンクリニック方式の)。
すると、10回も出来ない方が多々おられる。
立ち座りが連続で10回できないのだ。

で、脚、膝が痛いからできないと言う。

しかし、定期的に筋トレしている人なら痛くても10回以上できるだろう。というか、痛くならないかもしれない。

要するに10回しか立ち座りが出来ない筋力で生活していて、脚腰が悲鳴をあげない方が不思議じゃないだろうか?

多くの方、患者さんと呼ばれる方にも筋トレ指導するようになって強く思うことは、痛いから出来ないのではなくて、出来ないから痛いのだ。

こういう、原因と結果を逆に人間は考えやすいものだ。
腰痛になると重たいものを持つのが辛くなるのであって、重たいものを持つと腰痛になるのではない。
風邪をひくと悪寒がして寒く感じるのであって、寒いと風邪をひくのではない。

そういう原因と結果をはき違えて、病気になっている方が多いな。

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11.29.09:48

西洋医学診断

診察所見と顕微鏡的分類、腫瘍、炎症、循環障害、代謝障害、奇形・・・と部位、頭、頚部、胸部、背部、上腕、前腕、手・・・の更に皮膚、皮下、筋肉、他諸臓器・・・と分類していって、これとこれがあればこの診断名、これとあれならこの診断名とか、しかもどんどん細分類していって増え続ける。
医師もそれを追いかけて知識武装。
で、間違えたら、誤診と恐怖する。
こういうフローチャートで分類して正解を当てるのは機械のほうが間違わず得意と来たもんだ。

しかし、そもそも、健康的生活分類、運動(休養)、睡眠、食事、精神、・・・で体づくりは考える。
要するにこの中のどこを改善すればどのような体になるのか。
病気の中でも生活習慣病と分類される多くの疾患はこれで考えれば、診断名が正確じゃなくても治療法の正解が分かる。

上の西洋医学診断はどれだけ診断が細分化しても治療が結局、対症療法の薬と手術。
下の健康生活分類は診断が決まらなくても、根治できるかもしれない。

西洋医学では下の分類は習わない。
で、リハビリ分野では下の分類で考えるフィットネス業界の後追いを西洋医学がしている。

精神、こころの分野の最先端は江戸末期の比叡山にあったようだ。
で、最近、西洋医が禅の手法などを研究したりする。
で、日本の精神科医がその西洋医の言っていることを又聞きして、最先端のNLPだマインドフルネスだとか言うてるのはおかしい。比叡山に聞きに行けば良いのに。
フィットネス業界もヨガだ気功だと以前から導入している。

と、そもそも上の要素還元主義的分類に意味があるのだろうかと、西洋医学のはぐれ整形内科医は思ったりする。

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11.26.11:18

ガンについて

腫瘍には良性と悪性があって、上皮性と非上皮性があって、悪性腫瘍をガン、上皮性悪性腫瘍を癌、非上皮性悪性腫瘍を肉腫と言うとか、そんなことどうでもよくて、要するに悪性腫瘍について私の現在までの結論を。

ガンは生活習慣病と言われて久しいですが、確かに生活習慣と関連する部分もありそうです。
で、ガンになられると食習慣に注目される方が多いですが、私は食習慣はがんを発生させるものはあるでしょうけど、治すものは無いと思っています。要するに悪い食習慣はありますが、良い食習慣は無いと思っています。悪くない食習慣があるだけです。

で、なんだかんだ言っても、ガンを増やすもっとも大きなリスクは高齢化です。
この高齢化以上にガンを増やすものは無いように統計上思います。

喫煙率が下がってきているのに、肺ガンが増えているので、喫煙と肺ガンが関係ないという意見も聞かれるくらい、高齢化はガンのリスクです。実際は喫煙するよりも高齢化している方ががんを増やしているということですから。

老衰といわれて亡くなられた人を剖検すると小さなガンがいくつも見つかるという話を聞きますが、小さいガンだからそれで死んでないという話をする医師もいますが、老衰かと思われても実はガンで亡くなられたという意見を否定もできない。

要するに歳を取れば多くはガンになるっていうことです。
現在日本人の2人に1人はガンで亡くなると言われていますが、それを老衰と言っても良いとも言える。
もちろん、若年でガンになられる不幸な遺伝子だか環境だかの方もおられますが、多くのガンは歳を取ったということです。

で、キストレで言う話ですが、人間の身体は20歳をピークに機能低下を起こす。機能低下を老化と言うなら、機能を維持向上することは老化させないと言える。で、唯一随意的に機能向上できる運動器、筋肉、筋力の維持向上は唯一のアンチエイジングだと。
と考えると、当然、筋トレはガンを予防する可能性があるだろうと言える。
運動習慣が7割のガンを予防するとか言っている方もおられますが、その中でも恐らく筋トレになる運動が効果が高いのではないかと私は邪推しております。

運動は活性酸素を発生させるので、ガンを引き起こすといった要素還元論を言う人もいますし、オーバーワーク、過度な有酸素運動は避けるべきだとは思いますが、キストレが分かれば適切に身体の機能向上が可能かと思います。

一方食生活ですが、身体の機能向上を低下させる食生活はありますが、向上させる食生活はありません。老化を加速させる食生活があっても老化を減速することくらいしか食事には期待できないんじゃないかと思っています。

もう一つ大きいのは、マインドセットですね。人間を老化させる大きな原因の一つが精神、こころの問題です。陰性感情を排除するというのが問題なのですが、詳しくは超健康道場へ。
で、問題なのはガンになると過剰にマイナスになる人が多い現状です。今まで述べたように、ガン=加齢変化、老化です。ガンになった=歳をとったということです。落ち込む話でもありません。

だいたい、人間生まれたら死ぬのです。ガンにならなかったとしても死ぬのです。ガンにかかったあなたより私の方が長生きだと言う保証もありません。人生いつ終わるか誰にも分かりません。それは人間全員が置かれた状態です。あなたも私も今日死ぬかもしれないし、明日死ぬかもしれない。ガンにかかったからと言って、人生が短くなったのかどうか分かりませんし、ガンで死ぬと決定したわけでもありません。歳を取ったということですから、翌日に心筋梗塞で死ぬかもしれませんし、今日事故で死ぬかもしれません。
ガンにかかったからって人生変える必要はありません。ある意味ガンであろうが無かろうが、毎日自分はガンで明日の命は無いと思って一日一生だと思って精一杯生きる方が良い人生かもしれません。
一隅を照らす毎日を精一杯生きた方が良いのは、ガン患者であろうが無かろうが関係ありません。

永久に人生があるかのように享楽的に自己中心的に生きてきたから、ガンになったくらいで大騒ぎしなければならないのではないでしょうか?

孔子も「朝に道を聞かば、夕べに死すとも可なり」と言っています。道を生きていなければ、ただ長い人生なんて死んでいるのと同じだということです。そういう道を生きる人生を朝に知ったなら、その夜に死んでも構わないということです。
そういう風に生きてこなかった方はガンになったんだったら、折角の良い機会ですからそういう風に人生見直してみたら良いのではないでしょうか?
ガンになってガンと闘うとか言っている人はだいたいすぐ亡くなるでしょ?結局マイナスになって老化を加速して死んじゃうってことでしょう。

というように、ガンについて私は考えております。

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11.17.00:11

QOL(Quality Of Life)

QOLと言えば「生活の質」と訳される。
これって凄く人権主義的というか資本主義的な誘導を感じる。

英語でLifeといえば、命、人生、生活といった意味がある。
命の質、人生の質という場合と、生活の質という場合とに乖離を感じませんか?

ネイティブの方にQOLって「生活の質」と訳すのですか?と聞いたところ、英語は語彙が少ない言語なので、熟語で表現してその意味を述べることが多いらしく、QOLだけでは命なのか人生なのか生活なのかは言えないとのこと。

命の質、人生の質と言うと、何も経済的、物質的な意味ではない気がしますよね。
例えば坂本龍馬や吉田松陰など、明治維新を動かした人物だが30代で金持ちでもない人生を閉じている。彼らの命の質、人生の質はとてつもなく高い気がするが、生活の質は最低だっただろう。

彼らのQOLが低いとか、医療がゴチャゴチャ言うような話ではない。

要するに、命の質、人生の質と言われると、物質的、経済的な支援などと関係のない生き甲斐があるかという問題と思われるが、生活の質と言われると衣食住が整って、享楽的な生き方が重要かのような印象を与える。

私のQOLは命、人生の質と解釈したいし、そちらを求めたい。

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