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筋肉ドクターの気まぐれ日記

Killing Timeに日記を書き候
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11.26.08:47

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  • 11/26/08:47

10.16.14:38

医療

私、医師という仕事をさせて頂いているわけですが、最近目的の不明確さに戸惑います。というか、医師になった頃よりどんどんその思いが強くなっています。

お医者さんって何?って子どもに聞けば、病気や怪我を治す人って答えるでしょうね。きっと。
怪我は外傷ってことで分かり易いですが、病気ってじゃあ何?ってきくと、色々な答えが返ってきます。

実際セミナーで聞いた事もありますが、人によって病気の捉え方はバラバラです。

で、死ぬことと病気ってのを一緒に考えている傾向が、最近の風潮として感じます。
病院行って亡くなられたら医療事故じゃないのか?とか。
病院行かなくても死んでいたのかもしれないですしね。
また、病気じゃなくても老衰っていう死もあるわけですし、逆に皆死ななくなったら人口爆発超高齢化社会で、地球生命の危機を招きます。
が、寿命を延ばすのが目的と捉えている医師もいるようには感じます。前の和合医療の主催者の先生はそのようなことを仰られていました。

では、生きている間の不都合な不快感な状態=症状を病気と捉えると、現代の対症療法医学で十分です。
何も、生活を改善して予防する必要もありません。

では健全な精神、肉体で生きる生き方となると、医師ごときが本人の生き方に介入するのも行き過ぎな感じがします。

目の前の患者さんのニーズに答えるのが医療かと言われると、安楽死や薬物中毒に加担することになる可能性もありますし、難しいところです。

全くもって、目の前の患者さんに何をするべきか分かりません。その時々で臨機応変の対応ばかりです。まあ、だから医療はアートって片付けることも出来ますが、やはり、目的を明確にすべきだと思いますね。

リッツカールトンの創業者が目的無く人を雇う事は不道徳だと仰っていたようですが、厚生労働省に同じことを言いたいです。医師不足云々言う以前に、目的無く医師を作ることは不道徳です。


逆に健康はとなると、私はロバート・キヨサキの成功の定義「自分自身でいられる自由を持つこと」というのの身体と精神版の話と捉えています。簡単に言うと心身ともにより強くなることが健康だと考えています。

でも、これって医療の仕事じゃないんですよね。だって医療は病気が対象だから。


幸いにも私は整形外科医なので、怪我・外傷治療では多少満足感は得られます。他科のドクターになっていたらもっと悶々としていたのでしょうね。

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