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筋肉ドクターの気まぐれ日記

Killing Timeに日記を書き候
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04.26.20:31

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  • 04/26/20:31

11.08.19:26

e-クリニック

前の土曜日はe-クリニックの岡本先生にセミナーに呼んで頂きました。
私は整形外科医をしているので、それほどがん患者と関わった経験はありませんが、骨転移の腫瘍で数人、原発性骨軟部悪性腫瘍で数人と、整形外科医になると骨軟部悪性腫瘍を見るのは一生で一人有るか無いかと言われる中では引いている方かと思います。肩こりでと来られた患者さんが肝臓癌のウィルヒョウ転移だったこともありました。
余談ですが、四肢の壊死で切断になる患者さんも私がいた病院の7~8割が私の患者さんということもあり、切断経験も何故か多いんですね。

そして、セミナーですが、IGTクリニックの堀先生の講演でした。
がんへ行く血管を塞栓する血管内治療の専門の先生で、なかなか素晴らしい治療成績を残されているようでした。しかも、塞栓療法を考案されたのもこの先生だということですが、日本の会社は塞栓物質の開発をしてくれず、厚生労働省は許可してくれず、結局海外では現在一般的に行われていることが、まだ日本ではできないそうです。もったいない。ドクター中松のフロッピーディスク状態ですね。ドラッグデリバリーシステムという局所にのみ薬を血管内から集中して病巣に投与するのも理に適っていますが、日本ではまだできないそうです。あ、できないというのは保険がきかないということです。

なぜ、日本がこんな西洋医学対症療法の中でも小侵襲な治療をすぐに採用しないのか。それは、学会の利権保護のためのガイドラインがあるからのようです。下らない。

気になったのは、小侵襲のがん治療では再発、転位が少ない印象があるそうです。下手に外科手術でガバッと切ると転位したり、再発したりするのが多い印象だそうな。まあ、普通に考えたら、病気の上に更に大怪我(大手術)させられたら弱りますし病気も治りにくくなりますよね。当たり前って言えば当たり前なんですが。KIS原則です。

不用意に診断前に腫瘍に手を出している医師も多いように思いますが、まず、確定診断と小侵襲の治療というのを徹底する必要があるようにがん医療については思いました。

岡本先生ともお話させて頂いて、がんについての考えが同じでした。がんの予防には何よりも、化学物質を遠ざけること。処方薬を含めて(もしかして、ものによってはサプリもヤバイかも)。
もちろん治療となると、健康な生活習慣が求められます。

これって意外と皆さん知らないと思います。あまり、言われてませんよね。


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