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筋肉ドクターの気まぐれ日記

Killing Timeに日記を書き候
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04.19.02:06

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  • 04/19/02:06

03.30.16:10

交通事故

本当に、交通事故後の患者さんで「後からなんかあったら心配やし来ました」みたいな方多いです。
道でこけたり、スポーツした後に、後からなんかあったら心配やし来ましたって言う人はまずいません。

違いは、前者は保険会社が全額負担してくれるのと、後者は何割か自己負担があるってことくらいですか?同じような怪我も多いでしょう。
そして、後から出たらそれは新たな病気であって、後遺症ではありませんね。後遺症は後に残る症状ってことですから。後から出た症状を交通事故のためとか認める非現実的な医師が多いのも、こういった迷信を作り出す原因になっているのは残念なことです。

あと、交通事故の後に「保険会社(知人)がきっちり治してもらえって言った」とか「レントゲン撮ってもらえって言われた」とか言う方が多いですね。
病院来ても軽傷は見てるだけです。薬は症状を楽にするもので、きっちり治すものではありませんし、軽傷のリハビリと称するマッサージや物理療法は慰安以上のものではありませんし、治癒と無関係です。マッサージが無料で受けれるという疾病利得でかえって治ってないような人も多々見かけます。しかも、危険な検査、治療行為をするかどうかは医者がやることで、隣の素人の誰かさんが決めることではありません。


別に医療側としては、黙って言われるがままのことをしてあげて迷信を放置する方が楽ですし儲かるのですが、日本全体で大局的に見ると凄いマイナスですから、ついつい世のため人のために言っちゃうんですよね。

別に迷信信じて気が病んでいる人に恨みはないんですが、迷信信じている人には聞きたくない話みたいです。無料でマッサージ権を奪うことになるかもしれないからでしょうか。


被害者意識という心の病気を皆さん軽視しすぎなのも気になります。そんなもので治らなくなるなんて嘘だと思ってるんでしょうね。単純に考えるとそうなんですよ。エビデンスは?メカニズムは?と複雑に考える人には分からないでしょうけど。

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