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筋肉ドクターの気まぐれ日記

Killing Timeに日記を書き候
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04.26.07:21

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  • 04/26/07:21

06.27.03:10

孤高の筋肉ドクター

自分で言うのもおこがましいですが、孤独と言うにはそれほど孤独感はありません。それは来て元気になってくれる患者さんがいるからです。

結局、今までの私の培ってきた筋トレの道理からすると、現在の理学療法などがやっているリハビリはほとんどリハビリになってない。リハビリが機能を回復することとするならです。

これは周知の事実だと思います。特に整形外科医をしている人なら、リハビリの意味の無さを十分に理解していると思います。
開業する友人に「うちはインチキリハビリで開業する。」と何度も言われましたから。
要するに揉んだり引っ張ったり温めたり冷やしたりしたところで、何も機能なんて回復しないのは医学学術的に常識。
じゃあ、かと言って医者の方々が自分の仕事と称する投薬、注射、手術で機能が回復するかというと、これも疑わしい。もちろん、ドーピング薬物で筋力が増強しやすくなるなんてのはあります。が、ドーピングで効果を目に見えてあげようとすると、通常の投薬量ではそれほどの効果が無いので、副作用を覚悟でボディビルダーなんて使っちゃってるわけです。これを一般人にはそりゃ勧められない。

で、運動器の不具合で行く整形外科ですが、整形外科医のメンタリティとしては、自分は外科医ですから手術をすることが仕事であり、手術で治して価値があると思っている。

ですので、私が外来で患者の運動指導しているのを見たところで、「こいつ馬鹿じゃない?あんな理学療法士や無免許インストラクターがやっている運動指導みたいな下品なことを、手術もしないでやってるよ。」てなもんでしょう。

運動不足、筋力不足で骨粗鬆症(二次性の骨粗鬆症と言われていないものの大多数はこれと私は認識)になっている人でも、口先だけは運動しなさいと言いながら、運動させずに薬で治療、そして折れたら手術で治療というのが、自分の仕事であり、崇高な治療であると思っているフシがある。

私の感覚では、薬や手術なんてリスクを伴うことしなくても、正しく運動していれば、そんなに難しく無くリスク無く、何とかなる方が崇高に思うのですが、多くの整形外科医は全く受け入れないでしょう。

もちろん、利益的なことも影響しているでしょう。私のように治しても現行医療制度では、ほぼサービス。医師が運動なんて指導したところで、何故か運動指導(消炎鎮痛処置)は、診察だけ(外来管理加算)で帰ってもらうよりも安くなるという不思議な値段設定。
簡単に言えば私の治療は外来単価の底だということだ。そりゃ、みんなやりたがらない。

ということで、開業して以来、以前に輪をかけて孤高感を感じながら診療しているんですね。

親戚の胸部外科医に、数例でも症例発表したらインパクトあるんじゃない?と言われ、動画なども4月から撮り出していたのですが、整形外科の友人に相談したところ、インパクト感じないんじゃない?クリニックの宣伝にでも使ったら?という意見だった。要するに整形外科医は運動なんて興味ないんですよね。手術で治るか治らないか。そこが問題で、運動は機能が回復するかよりも、知識として好きな人は多い。◯◯トレーニングなんて山程名前だけ知っている医師なども多い。かと言って、やらすのはパラメディカルで、そんなことやるのは医者のやる仕事じゃない。そんなパラメディカルがやるようなこと医者がやらなくても良いという態度で、理学療法士に丸投げして、しかもそれをほとんどインチキリハビリと称している。

どうも、孤高と言うと自惚れているような気もするのですが、まあ以前e-クリニックの岡本先生が、e-クリニックに来ているような医者ははぐれ者だから、医者の友達なんかいいひんといってましたが、私もそんな感じなので、孤高の筋肉ドクターをやっていくしかないなと思っているわけです。いや、それ程整形外科友達がいないわけではありませんよ。ただ、患者の治療としての積極的な運動を推奨する友達はいませんが。

まあ、親戚でも私の言うことを理解する人はいませんからね。結局先日亡くなった祖母も、施設入所→骨折→手術→車椅子生活→死亡っていう現代日本人、現代運動器治療の王道を通って死にましたからね。
私の理想は施設入所の前にキストレ習慣。そして、死ぬ時がベストコンディション。何故死んだんだ?昨日までピンピン歩き回っていたのにと皆に思われる生き方。そっちの方が医療費も抑えられて人に迷惑をかけない良い生き方と思っている私はマイノリティ。

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