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筋肉ドクターの気まぐれ日記

Killing Timeに日記を書き候
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02.11.00:25

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  • 02/11/00:25

11.29.10:10

紛らわしい名前

http://www.nmc-kobe.or.jp/
ここと
http://www.kobe-nishishimin-hospi.jp/
ここ、絶対間違う人いるよね。

俺、間違った。

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11.25.09:48

SOAP

整形外科医の方なら納得してもらえると思うのですが、一般的なカルテの書き方でSOAPというのがある。

タイトルからHなことを思った方は残念でした。

ネットから引用すると、
■S(Subject):主観的データ。患者の話や病歴など。
■O(Object):客観的データ。身体診察・検査から得られた情報。
■A(Assessment):上記、SとOの情報の評価。
■P(Plan):上3者をもとにした治療方針。
といういことで、この順にS)、O)、A)、P)と記載すれば、カルテ記載として良いということになっている。

しかし、これははっきり言って整形外科に適さない。特に電子カルテでは。

これの問題点は、多くの訴えのある患者さんだ。
通常、他科では恐らく多部位の訴えのある患者さんはそんなにいないだろう。眼科なら目の訴えだろうし、耳鼻科といえども、耳と鼻と喉の訴えを一度にとはならないのではないだろうか?

整形外科の患者さんの訴える部位の範囲は広い。首から下全部だ(通常、整形外科は顔や頭は対象外だ)。

内科なら、腹痛と咳が重なったところで、S)で腹痛と咳、O)で胸部聴診や腹部所見など並べて書いてもそう問題はない。

しかし、整形外科の場合、肩と首と腰と膝が痛いと言われて、腫脹があると言ってもどの部位か分からないため、いちいちSOAPのどこかに戻らなければならない。肩のSOAP、首のSOAP、腰のSOAP、膝のSOAPと書きたいところだが、患者さんがそんなに順序良く訴えることなんて無い。

しかも、電子カルテで書くと、内科や他科なら上からS)、O)、A)、P)と書いて終われるかもしれないが、整形外科の場合はいちいちマウスで行ったり来たりしなければならないので、手間がかかる。

患者さんの数でいえば1,2を争う整形外科なのに、あんまり考えずに私のクリニックに入れた電カルはSOAPを崩せない仕様だった!!
今まで病院ではだいたいフリー入力のものだったが。

Oh my God!!

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11.14.18:57

病院検索サイト

ある業者が病院検索サイトから初診予約を取れるサービスをしていると売り込んできた。

ふと、病院検索サイトを見ると、うちが全く載っていないではないか!

唯一、QLifeというところだけには、どこでうちを探してくれたのか掲載されていたが、他は全滅!!

昨日は掲載依頼しまくった。


今日からきっと大手はほぼ全掲載になったと思う。


しかし、普段自分が全く医療機関にかからない私としては、そんな病院検索サイトなどというものを使うという感覚が欠落していたため、昨日までそんなものの存在すら気にしたことがなかった。

危ない危ない。2か月目で気付いて良かった。

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10.30.18:26

整形外科医

一応、私は整形外科医を自称しており、仕事も整形外科医、運動器疾患、怪我を治療するというのに外れているつもりはない。

ただ、私が整形外科医を自称しながら筋トレを自分の作ったシステムで指導しているのを見て、私=整形外科医と思っている利用者さんは、整形外科医というのはこういうことが仕事だと思っている人もいるようだ。

基本、整形外科医は外科医の1つなので、一応、手術を生業としている人が多いのだが。

今の私がやっていることは通常の整形外科医はやらない。
理学療法士やトレーナーなどに丸投げするのが通常だ。

また、筋トレなんて指導しても、現在の保険診療では何のお金にもならない。

通常の整形外科医というのは運動は他のパラメディカルへ、手術と投薬、注射は自分がという感じだ。

ある意味私は異様に患者さんにトレーニングさせてみた現場を見ている唯一の整形外科医と言えるかもしれないが、多少の切り貼りもする通常の整形外科医でもある。

今日、トレーニングを教えている方から「え?先生って手術するんですか?」と聞かれたのに少し違和感があったので語ってみました。

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09.27.03:47

科学ファンタジー

科学というものは常識や伝統を疑う、定説を認めないことに美しさがあると思う。
今まで常識と思われていたものをひっくり返す力が科学にはある。

しかし、じゃあ、人間は何も分かってないのかと言うと、そんなことはない。この世の摂理を多少は理解しているはずだ。

私がよく話す例で、殴りかかられたら、みんな避ける。もしかしたら通り抜けるかも、当たっても大丈夫かもなどと考えたりはしないし、もしかして10人中7人だけが痛くて怪我をするのかもしれないなどと考えたりもしない。
これは、殴られたら痛く、場合によっては怪我をすることを経験しなくても調べなくても知っているからだ。
科学的にどのくらいの確率で殴る手が通り抜けるか、統計的に何人中何人に怪我が発症したなどと計算するまでもない。

しかし、よく聞く話だが、交通事故の怪我は後から出てくるという話。
これを盲目的に信じている人も多い。

普通は怪我ってのは怪我した時が痛い。血が出るときもあるだろうし、手術がいることもあるだろう。

しかし、交通事故に限っては、事故当初はどうも無かったものが、いくらか経過すると急に北斗神拳のように怪我が発症するらしい。

これって、北斗の拳の世界では常識かもしれないが、現実的だろうか?

交通事故の患者さんにそう説明しても、そんな、あんたはたかが医者で神様でもないのに自分の怪我が後で出るかどうかが分かるわけないなどと言われる方もおられる。

まあ、確かに私は間違いもする一人間だ。しかし、私の知る限り、自然の摂理として、怪我が後から出るというのはどう考えてもおかしいと思うのだが、いかがだろうか?

後から痛みなどの症状が出ることは否定しない。しかし、それが怪我だと思う大人は科学かファンタジーに毒されていると思うね。

こけた翌日に急に皮膚が引き裂かれて血が流れ出すか?

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09.08.03:54

視点

最近、ある高齢男性患者がリハビリをしたいと受診された。

以前、首が全く動かせないほど痛くて、近所の整形外科や接骨院を受診したが軽快しなかったそうだ。
しかし、娘か誰かの噂でちょっと遠くの整形外科まで自転車で通院してリハビリを始めたところ軽快したそうだ。
そして、今回、歳もとってきて近所でリハビリを継続したいと受診された。

彼の思考の上では、最初の整形外科と接骨院は良くないリハビリ、施術をされて、遠くの整形外科では良いリハビリをしてもらったので良くなった。今後、悪くなったら嫌なので継続したいということだ。

聞いたリハビリ内容は牽引や温熱療法、電気治療などの物理療法だ。


物理療法に価値を認めず、運動に価値を感じる私の考えはこうだ。

原因は知らないが、構造異常の無い頸部の痛みがあって、根本的に運動が足りていなくて治りにくい人が、遠くの整形外科まで自転車で通院するようになって症状が軽快した。

しかし、面倒くさくなって近所の私の勤務する病院へ来れば、また運動が不足することになって悪化する可能性があるのではないだろうか?

彼の痛みの治癒、悪化に整形外科も接骨院も薬も物理療法も施術も関係ないと思うのだが。
原因論の視点の違いで対処が全く違う。彼のこの転医が吉と出るか凶と出るかは、神のみぞ知るだが。


そういう目で外来診療すると納得できる話が多いのだが、世の中の医療者も上の患者と同じような視点で、自分の治療が良い、悪いとか言ってる気がする。

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06.01.20:37

アップデート

現在どんどん新商品が出る時代だ。

科学的と呼ばれる知識も次々に改定されていく。

アップデートし続ける世の中だ。

経済活動を重視する現代では、新商品に買い換えることが良いこととされている。

しかし、そういう時代もそろそろ終わりじゃないの?って思わない?


もともと、フォードが車を発売して、みんなが車に乗って、そして飽和状態になり、車が売れなくなった。それの打開策として考えられたのが、モデルチェンジだそうだ。これをフォーディズムと言うらしい。

ちょっと何かが改善されたり、アップデートされると、新商品がまた売れていく。

電化製品の世界も見ていると激しいよね。

うちの母親が、2年前に購入したスマホのバッテリーが全く充電しなくなって販売店に聞くと、2年も使ったらと、2年で壊れるのが当然のように言われたと憤っていた。たった2年しかもたへんの?って。

エネカンの話によると、エネルギー的な観点で環境負荷を考えると、新商品に換えることはエネルギーの浪費だそうだ。

エコカーで低燃費とか、冷蔵庫は10年経つと買い替えたほうが電気代考えても安いとか言うが、そのエコカーや新しい冷蔵庫を作るのに使った物資やエネルギーを考えると、全くエコじゃないそうだ。

もちろん、それらを持たないのが一番エコなわけだが、何も買わないひとにエコポイントはつかない。


国の施策としてエコなものに買い換えることに補助金を出したり、買い換えずに修理するほうが、車などは重量税が上がったり車検代も高くつくようにできている。
国を上げて浪費を消費の活性化として推進している。

英国などは、車は古い車を乗り続ける方がカッコ良いと思われる文化があり、車検もなく安く済むそうだ。


医療業界などは曲がったアップデートが行われている気がする。

新薬、新検査治療機器にはどんどんお金を使い、社会保障費を押し上げている。
医療費高騰の最も大きな原因は最新医療だそうだが、あまり語られない。

で、その最新医療が抜群に寿命を伸ばし健康な人を増やして、費用対効果が高いなら良いのだが、実際は極めて費用対効果が悪い。最新科学、最新技術の医療を施しても、さして健康な人は増えないし、寿命も伸びてない。

もちろん、今まで行われてきた治療が、費用対効果どころか逆効果なものが治療として行われてきたと分かったら、それを無くしてアップデートするのは当然良いことだと思う。

しかし、意外とそういうのを無くさなかったりするんだな。頚椎、腰椎牽引なんてその最たるものだろう。
私が医師になった時に既に、治療効果は無く、どちらかと言えば有害と言われていたが、まだまだ新機種は増え、だいたいの整形外科には置いてある。


で、超健康道と自分なりに健康法を追求してきた私としましては、アップデートが必要なものは健康法じゃないと考えています。だって、人間が全然進化もしないしアップデートしてないのに、なんで新しい健康法が必要なの?

だから、最新の健康食品、健康グッズなんてものは商業主義の産物としか思えないわけ。

道理をKIS原則で追求した超健康道、道理に合わないと思ったらアップデートしますが、どんどん本質に迫っている気がしていて、もうそろそろ行き着いたかな?と思っています。
アップデート不要、終了って感じ。

結局、健康の種は自然の中にあると思うんですよね。
道理で考えれば、人間は自然環境に適応するように生まれて進化していると考えられるわけなのに、不自然な環境が健康にするとは思えない。

フィットネス業界も新しいプログラム、新しいなんたら法なんて、毎年山のようにフォーディズムでやってるのは商売ですわな。

で、だいたいお決まりの科学信仰を利用した、最新科学的ってやつで宣伝するんですよね。


あ、そう言えば、ゼロフリクションなんて最新マシンがあるようだが、これだけは道理に適ったマシンで、その辺のとちゃうから間違わないようにね。

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05.23.13:46

成果と稼働

確か昔通ったスポーツマネジメントスクールでよく言われていたこと。

「成果を定義せよ。」
「成果と稼働を混同するな。」

これは何もビジネスの世界だけじゃなくて、医療の世界でも言えることと最近思うことが多い。


まず、不快感な症状が出た時、病院へ行こうと思うでしょう。

この時の求める成果は?
症状を改善することでしょう。また、その症状の再発を抑えることかもしれません。

で、病院で薬や注射やマッサージを受けて、一時的に症状が改善したような気がして、でも、一向に良くならず通い続ける。薬や注射やマッサージをするという稼働で満足してしまっている人が多くいるような気がします。しかも、再発しまくる。

ロジャー・メリルという方が「精神異常とは同じことをやり続けて、違う結果を期待することである。 」と言っています。

まあ、精神異常とまで言わなくても、要するに成果を忘れて稼働で満足するということが人間が陥りやすい特性なんでしょう。


有名な病気、骨粗鬆症。

この病気の最も改善しなければならない症状、成果は何でしょうか?

この病気で問題なのは、病的骨折と言って、酷い人になると日常生活をしているだけの大した外力でもないのに、骨折してしまうということです。
病的骨折を起こさないことが成果であるわけです。

それが、カルシウムがどうのこうの。骨のカルシウムを増やさなければと。
骨のカルシウムが異常に増える大理石病という病気があります。
その病気の症状は?
病的骨折です。

骨の硬さは骨にかかる外力で強くなることが知られています。また、筋力と骨の硬さも比例することが知られています。

では、骨粗鬆症の治療は?

カルシウムを摂ること、骨のカルシウムを増やす薬をのむこと?これらは成果と稼働を混同しています。

何をおいても、筋力をつけることは重要なことがわかります。これは成果に直結します。


まあ、医療なんてそんなことばかりなわけです。

成果は病気を治すことで、稼働は薬を出すこと、注射すること、マッサージすること、手術すること。それで成果が出なければ、稼働しているだけです。

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04.15.01:57

救助?

幸運ながら私の周りには、成功者と呼ばれるであろう人がいる。
そして、その人々は一様に「協力するよ、助けるよ」と言ってくれる。

しかし、最近よく分かったのだが、これは「代わりにやってあげるよ、救うよ」という意味ではない。

しかし、私を初めとする成功思考でない凡人にはなかなかこの意味の違いが分からない気がする。

少なからず、それを勘違いして、代わりにやってもらえる、救ってもらえると思って、言ったのに約束が違うと離れていった人もいる気がする。

要するに、この助けると救うの違いは、主体性がどこにあるかということだ。助けるというのは、自分が何かをやろうとするのを助けるよということで、自分がやらないことをその人が代行して救ってあげるとは言ってないのです。

よくよく凡人思考の我々は、助けてもらえるというのは、自分はこれがやりたいなーなどと言いながらボーッとつっ立っていれば誰かが助けてくれると思いがちだ。

しかし、成功者はこれをやると行動を起こしている人を助けると言っているのであって、あなたの夢を代わりに叶えてあげようとは言っていないのです。


これは、よくよく考えてみると、医療者にも共通に持たなければならない思考方法のようにも感じる。
医療者なんて所詮人間ですから、病気や怪我の人の代わりに治してあげたり救うことなんて出来ない。
治ろうと頑張る人を助ける・協力することしか、我々は神ではないのでやろうと思っても出来ない。
これを勘違いして自分はあなたを救うことが出来るなどと思い上がると、カリスマインチキ治療家になってしまう。
逆に治ろうとしない患者さんを治すことなんて出来ないのが医療者だと思う。


もしあなたが患者になって、治る気がないのに医療者のところへ行っても救われない。治ろうとするなら助けてくれるでしょう。

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01.16.10:35

兵器と医療

兵器と医療、どちらも人間がこの世に作り出したもので、どちらも侵襲的なものだ。

使い方を間違えればえらいことになるが、使わなければならない場面もある。

平和なとき、健康なときに使えば必ず害することになる。

出来れば使わないに越したことはない。

なので使う人は細心の注意が必要だ。

しかし、兵士より医師は気軽に使い過ぎてないだろうか?

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