忍者ブログ

筋肉ドクターの気まぐれ日記

Killing Timeに日記を書き候
RECENT ENTRY RECENT COMMENT
[09/26 藤ヶ谷ケン]
[03/25 NONAME]
[02/06 狭窄症]
[05/17 シャア大佐]
[08/24 はらだまさる]
[08/23 SATO]
[06/15 立川幸治]
[06/15 立川幸治]
[05/17 ☆健食第一主義☆]
[05/11 ☆健食第一主義☆]
[06/08 筋肉ドクター]
[06/07 やッさん!!]
[05/25 骨じい]
[04/18 筋肉ドクター]
[04/12 NONAME]
[04/06 ほねつぎ“やっさん”]

02.10.10:02

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



  • 02/10/10:02

03.19.10:14

今後の日本

現在の日本は少子高齢化と言われています。
そして、少ない若い世代が多くの高齢者を支える時代になると。
なのに、アベノミクスで軽いインフレにして経済を成長させようと。

昔、株価は人口に少し遅れて連動して動いていると聞いたことがあります。
それを考えると、これから人口減少する我が国の経済は悪くなるはず。

だから、少子化対策で経済を建て直すと、子供を増やそうと。
でも、世界人口70億を超えて地球に人間は多過ぎる状態になっている。
経済の為だけにどこまで人口を増やすのか世界的に考えないといけないんじゃないかと。
日本だけ経済が良くなるために人口を増やすってのはどうなの?

では、人口を増やさずに経済を良くするのにはどうすれば?
二宮尊徳など、昔から藩の窮状を救ってきた人がやったのは質素倹約。
消費を活性化して窮状を救うって話は聞いたことが無い。
消費を活性化して経済成長するために人口を増やす?間違っている気がする。

では、どうするか?
元気な高齢者をたくさん作るしかない。
介護だなんだとお荷物になって幸せな老後?
一生日本を良くするために社会に貢献し動き続ける高齢者がいっぱいいる日本って素晴らしくないですか?
そこで、ロコトレ?
無理無理。そんなことで元気な高齢者が増えると思えない。
だいたい、もう社会保障費なんて無いし。

簡単に解決する方法。
それは、日本人みんなが筋トレ(キストレ)すること。
これ以上に体力をつける運動はないし。
で、最低限の必要十分な筋トレしようと思ったら、アイアンクリニック以外ない。
倹約しながらアイアンクリニック。これが今後の日本の正しい未来じゃない?(笑)

いや、冗談じゃなく。

拍手[4回]

PR

03.12.20:56

運動器検診?

来年から学校検診で座高を廃止して運動器検診が始まる。
実際に運用はどうなるのかと話を聞きに行ったが、結局、今夏に決まるだろうとのこと。
何という見切り発車だ。

しかも、どうやら、肩の挙上、立位体前屈、しゃがみ込みの可動域を見ることになりそうなのは分かったが、それで異常を指摘された学生が整形外科へ行って何もないと言われてトラブルになりそうと予測しているらしい。

私は、学生時代から運動習慣をつけることが重要であって、可動域制限を指摘することは意味が無いと思う。

私が学校医をしている学校でも、私が校医になってからずっと生活調査に運動習慣を入れるべきだと言ってるが、なんだかんだといまだに調べない。睡眠時間、勉強時間、テレビの時間、ネットの時間、歯を磨いたか、朝食を食べたかとか、そんなことばかりに興味があるようだ。まあ、重要で無いとは言わないが、人生で考えたら運動習慣の方がよほど重要に思うが。

前の学校保健の集いでそこに集まっている大人たちに運動習慣はじゃあ皆さんはあるのか?と聞いたら皆黙ってたし。

そんな人たちが運動器検診なんてチャンチャラおかしい話だ。

まあ、実際どういう運用になるのか分からないが、実のある検診にはならなさそうだ。

拍手[3回]

03.12.10:56

ワクチンvs.ホメオパシー

エドワード・ジェンナー(1749-1823)
この人、ワクチンを考えた人。
ワクチンとは、毒性を無くしたか、あるいは弱めた病原体から作られ、弱い病原体を注入することで体内に抗体を作り、以後感染症にかかりにくくする。弱いとはいえ病原体を接種するため、まれに体調が崩れることがある。

サミュエル・ハーネマン(1755-1843)
この人、ホメオパシーを考えた人。
その病気や症状を起こしうる薬(やもの)を希釈し飲むことによって、その病気や症状を治す療法。


病原体に抗体がどうのこうのといううんちくが無ければ同じ考え方だと思うが、ワクチンはお医者さんの大好物、ホメオパシーは大っ嫌い。

創始者の生きた年代が近いが、ジェンナーはイギリス人医師、ハーネマンはドイツ人医師。
両方、医者なのに、どうしてそんなに扱いが違うのだろうか?

しかし、枢軸時代のソクラテス、孔子、釈迦がほぼ同世代で全然離れたところにいるのに、同じようなこと言ったのと似てるね。

拍手[1回]

03.02.20:54

「岡畑」の法則

近所の鍼灸師の「岡畑」さんから聞いてから、なるほどそうかもしれないなと思って、私は「岡畑」の法則と呼んでいるものがあります。

どういう法則かと言いますと、お客さんが店、店主を絶賛し出すと来なくなるというものです。

特に意識はしていなかったのですが、確かに「先生の治療は凄い!」「ここの運動は最高!!」みたいなことを言う人は来なくなります。

岡畑さんは、施術中に「先生の手は神の手」などと言い出すと、内心「うわー、言うてまいよった!」と思うそうです。
そして、来なくなると。

地味に普通に来てくれる人の方が続くのは確かな気がします。

皆さん、絶対に央整形外科、アイアンクリニックに来て、絶賛しないように!!

拍手[1回]

02.23.20:59

哀れ、理学療法士

患者さんの運動指導していて思うけど、これって確かに理学療法士には重荷やろうね。

自分で言うのもなんだが、整形外科医として患者を診察し、執刀し、経過を診てきて、しかも筋トレに精通している私でさえ、術後患者の筋力訓練の強度のかけ方は匙加減が難しい。

通常、手術は整形外科医、術後リハビリは理学療法士なんてくっきり分業になっているし、術後リハビリ指示なんてあって無いような内容やもんね。
執刀もリハビリもお互いに他人事と言えなくもない内容やもんね。

下手して術後リハビリ中に悪化でもしようもんなら、執刀医にボロカス言われるだろうし、そりゃ、何もさせないのが一番安全みたいになるわな。

最近はリハビリ専門医みたいなのが出来ているけど、結局座学だけで執刀医だけやって指示が多少細かくなるような頭でっかちな整形外科医が増えるだけな気がするな。

結局、病院は術後リハビリみたいのばっかりやし、診療所のPTが世の人々の体力アップを担わなきゃいかんと思うが、あんまり雇ってもらえないしね。
まあ、うちも雇う気無いもんね。

やっぱり、自分で真摯に筋トレをやってHITの道理を理解した整形外科医、理学療法士じゃないと、患者さんを正しく強くすることができないやろな。

でも、ただ拘縮してるのとかにも同じ乗りで適当にやるのはどうかと思うな。
近所の整形のリハビリでもバリバリ関節拘縮している患者さんにマッサージだけするんやって。
そんなもんで動くかっ!!

拍手[7回]

02.20.00:50

手術

Wikipediaによると「用手的に創傷あるいは疾患を制御する治療法で、生体に侵襲を加えるものをいう。」ということです。
しかし手術とは何か?と柔道整復師の専門学校の問題で出すと、ほとんどの生徒が、手術じゃない治療でうまくいかなかった時の最終手段みたいな答えが多い。

きっと、これは一般の方々のイメージなんじゃないかな?
でも、癌などではまず手術で外科切除した後に、再発転移などに化学療法や放射線療法といった手術じゃない方法を使うこともあるわけで、必ずしも最終手段じゃない。

ある意味ターミナルケア(終末期医療)が最終手段だとしたら、私があまり用いない鎮痛や癒やしが最終手段かもしれない。

Wikipediaの説明の中でも一番重要なのは「侵襲を加えるもの」ってとこだと思う。

健康な人を手術したら侵襲的なわけだから、何かしら健康を害する行為ってことだ。主に傷害を与えるわけだ。
だから、それでもやって更にメリットが見込まれる時に初めてやるもので、別に他に手の打ちようがないからやるものでもない。

しかしこの、「治療の最終手段が手術」という信仰?は必ずしも一般人だけではなく、外科医の中にもそういった思いで手術を行っている人が少なからずいる気がする。
外来でそういった発言をしている医師を見たことも稀ではない。

昔、一般の方々のパーティーである方に「手術は怪我させるわけです」と言うと、驚いていておられたのを見て逆に自分も驚いたのですが、結構、日本で生まれ育った方にはそういう信仰が根付いていますよね。

もうちょっと、単純に自然にKIS原則で考えられないかな?

拍手[2回]

02.06.09:34

キストレ失敗例

医療的な部分に本格的な筋トレを導入しているってかなりレアだとは思いますが、そのお蔭でいろんな方のトレーニングを見てきました。

その中でトレーニング効果が薄いなと思えた方々もいます。

産まれてこの方全く運動したことの無いパーキンソン病のおばあさん。
筋力が激弱なままでなかなか筋力を向上させるまでは行けませんでしたね。
もう、筋肉を動かす回路が全く神経系に無い感じで、若かったり、そこそこ運動習慣があれば、力いっぱい筋力を発揮することもできたでしょうけど、なんせ強度の高い運動ができないのが難しかったですね。

私の筋トレ、キストレの原則「高強度な運動習慣に適応すること」の高強度が難しく、適応も薄いって感じでした。

で、こういう個別の症例の私の記憶だけからと言う話は、エビデンス的な価値は無いとは思いますが、最近思うのが、抗がん剤治療中の方。

だいたい、多くのビルダー、トレーニーの方の意見とは違いますが、私はトレーニングしない日でも安静は害だと思っています。
回復に努めるために動かないのが良いと思っているビルダー系の方々がほぼ全員ですが、私は休息状態は安静ではなく、日常生活動作や有酸素くらいの低~中強度の運動はやった方が良い休息となり成長を促すと考えるのが普通だと思っています。理由はセミナーで。

で、抗がん剤治療中の方って、本当にしんどいらしく、うちではほとんど横になっているという方が多いです。

折角トレーニングしたのに、後で筋力低下を起こす安静にするなんてとは思いますが、しんどいのでしょうがない。
で、細胞分裂を抑える薬を飲んでいるわけですから、今のところトレーニング後の適応反応が本当に感じにくい方ばかり。
要するに筋力増強剤と逆のドーピングしているようなものですから。カタボリックな薬内服中ってことです。

やはり、「高強度な運動習慣に適応」できる身体があってのトレーニング効果だと感じる今日この頃です。

まあ、普通の元気な方で効果が無かったことはまだ無いですね。
それが、キストレ。

拍手[3回]

02.05.00:49

慰安的医療に物申す!

私にマッサージ器を売り込む人が多い。
患者数を増やすためにとか言ってくるわけです。

もちろん世の中、慰安的医療をやっている医療機関が多いわけですが、その方たちの言い分は「ちょっとでも楽な気持ちにしてあげれたらいいじゃない。」「その時に満足してもらえないと、次に来てもらえない。」とかいう意見が多い。

様々な運動器疾患の既往があり自分で治してきた私としては、とっとと治したかったのであって、別に医療機関に何度も通いたいわけでも、その場しのぎの安楽を求めていたわけでもない。

たまたま自分が整形外科医であったために、他の医療にお世話にならなくても慰安されなくても十分に治せる情報もあったし、筋トレしていたお陰で身体の機能を回復させる方法も知っていたので、慢性化させること無く治せていると思っている。

だいたい、慰安行為なんてターミナルケア(終末期医療)と同じであって、もう治らないんだったらまだ良いかもしれないけど、慰安行為に依存させて症状を長引かせるなんて愚の骨頂だと私は思う。

だいたい、ちょっとでも楽になってもらおうとか、一回楽な気持ちになってもらってまた来てもらおうとか、患者を馬鹿にしているんじゃないか?
どうせ、あいつらには分からないんだから適当に気持ちよくなって治るかどうかなんて知ったこっちゃないって態度じゃないの?

ということで、私の整形外科ではマッサージ等の慰安行為はしていないわけです。
患者さんの治る力を信じ、治る力を引き出すお手伝いをする。
それでなんで患者が来なくなると思うわけ?

拍手[6回]

01.05.01:18

占医師(うらないし)

全くもって、医療的なストーリーでよく語られる「余命宣告」。

しかし、私が学生時代から医師になって今まで、余命宣告の仕方なんて聞いたことがない。

学生時代の教科書だって、この疾患の5年生存率は○%とかそういう言い方しか習っていない。

私は一応外科系ではあるが、整形外科という特殊な外科なので、人の死に目にはめったに出会わない科だ。
本当の外科ではもしかして、先輩先生からこういう時は余命×ヵ月とか言っとけとか、余命△年とか言っとけとか習うのかもしれないが、私の知る限りそういうことを教えてくれた先輩医師はいない。

大体、5年生存率が1%だとしても、1%は5年以上生きてしまうわけで、自分がその1%に入るとも限らない。

で、余命どころか何も言われていない健診で健康ってことになっている人が、翌日怪我に限らず何かの拍子に死ぬこともあるだろう。

人間なんて複雑系の塊みたいなもんだから、余命宣告なんて地震予知と同じで当たるわけがない。


ところが、余命3ヵ月と言われたのに2年生きて立派だとか、2年って言われていたのにもたずに3ヵ月で亡くなったなんてこともザラにある話だろうとは思うが、皆さんそれを信じてドラマにしたりする。まあ、人の生き死になんてのはドラマチックでドラマにしやすいネタなのかもしれない。


で、私がセミナーでよく言うネタですが、もし、そういうことを言う医者がいたとしたら、その余命宣告は前に「私が診た患者は」とか「私が診ると」という前置きがあるんじゃないかと。
5年生存率が文献的には80%だけど、自分の診た患者は3ヵ月で死んでるってことかもしれない。

もしくは、どこかで易でも習って占ったかのどちらかだろう。

可能な限りの客観的論理性を持って診療に当たろうと思っている医師ならば、せいぜい言えることは5年生存率が△%ですってくらいだろう。絶対に確率の話しか出来ないはずだ。


ということで、私がセミナーでよくいうネタ、あなたの余命は○ヵ月ですと言われたら、その言った人は科学的知見を持った医師ではなくて、占医師(うらないし)だと思えと。

拍手[3回]

12.03.02:16

楽しいお仕事

自分なりに結局KIS原則で考える、人間レベルで考えることの大切さに気付き、運動や適応という道理を体得したつもりになっていたが、他人でそれが完全な道理であるかを確認できずにいたが、自分で道理に適ったマシンを作り、そこそこ多くの方にやってもらい、間違いではないことを確信した。

そして、今回患者さんという方々に自分の今までの体得した道理を実際にやって頂いて、予想以上の効果で確信を更に固くしている。

運動施設で指導しだした時も予想以上の効果だと思ったが、患者さんに指導しだして、予想以上だ。

今まではそういったことをやる場もない医療現場だったので、こういう道理でやってねって言うだけではやはり通じることは少ない。もちろん理学療法士はやる気ないから言ってもやらない。

結局、本来なら理学療法士がやるようなこと以上を外来で医師である私がガンガンやっているのだが、別に私に違和感も無く、実際、楽しい。

最近も通常理学療法で拘縮で諦めるような患者さんにガンガン運動して頂いて、可動域が目に見えて増えるのは楽しい。

治って来なくなる人がいるのも楽しい。

腹筋腕立てなんて人生で一度もできなかったという人が出来るようになったと喜んでいるのも楽しい。

見た目がどんどん変わっていく人を見るのも楽しい。

毎回来る度にパワーアップしていく人を見るのも楽しい。

そのマシンを開発するのも楽しい。

はっきり言って、薬出して、注射して、手術して悶々としていた整形外科診療時代よりうんと楽しい。

これこそ整形外科というか運動器科よね。

拍手[5回]