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筋肉ドクターの気まぐれ日記

Killing Timeに日記を書き候
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11.23.12:24

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  • 11/23/12:24

09.08.03:54

視点

最近、ある高齢男性患者がリハビリをしたいと受診された。

以前、首が全く動かせないほど痛くて、近所の整形外科や接骨院を受診したが軽快しなかったそうだ。
しかし、娘か誰かの噂でちょっと遠くの整形外科まで自転車で通院してリハビリを始めたところ軽快したそうだ。
そして、今回、歳もとってきて近所でリハビリを継続したいと受診された。

彼の思考の上では、最初の整形外科と接骨院は良くないリハビリ、施術をされて、遠くの整形外科では良いリハビリをしてもらったので良くなった。今後、悪くなったら嫌なので継続したいということだ。

聞いたリハビリ内容は牽引や温熱療法、電気治療などの物理療法だ。


物理療法に価値を認めず、運動に価値を感じる私の考えはこうだ。

原因は知らないが、構造異常の無い頸部の痛みがあって、根本的に運動が足りていなくて治りにくい人が、遠くの整形外科まで自転車で通院するようになって症状が軽快した。

しかし、面倒くさくなって近所の私の勤務する病院へ来れば、また運動が不足することになって悪化する可能性があるのではないだろうか?

彼の痛みの治癒、悪化に整形外科も接骨院も薬も物理療法も施術も関係ないと思うのだが。
原因論の視点の違いで対処が全く違う。彼のこの転医が吉と出るか凶と出るかは、神のみぞ知るだが。


そういう目で外来診療すると納得できる話が多いのだが、世の中の医療者も上の患者と同じような視点で、自分の治療が良い、悪いとか言ってる気がする。

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