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筋肉ドクターの気まぐれ日記

Killing Timeに日記を書き候
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02.11.10:39

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  • 02/11/10:39

01.14.11:57

人間力

自己啓発などでは、人間力をつけてみんな成功者になろうと、みんなが個人的に成功者になれるようなことを言う。

で、レバレッジとして、普通の人を使いましょうみたいな。

まあ、私のような専門職の人なんて、ある意味そういったなんでも出来る超人性が求められ、本人もそう思い込んでいる人が多い気がする。

でも、人間は人間であり、個人のできることなんてたかが知れている。

携帯電話なんて高性能なものを、みんな普通に使っているが、個人で原料からスマホ作れる人なんていないだろう。
衆知を結集して工業化して多くの人が働いてくれるお陰で、スマホが使えているはず。

それなのに、スマホより高性能な人間様を、医師個人がどうにか出来るなんて、SFの世界と思えなくもない。

で、安田JHITA会長とお話させて頂いたりしていて思うことは、自分の役割を存分に発揮することこそが、人間力なんだなと。

そういう人たちが集まってうまくいっている組織こそが、最大の人間力を発揮するということなんだなと思わされます。

そういった意味では、組織を統率する社長ってのは、専門職と対極にあるのかもしれないなと思いますね。

で、自分はなんでも出来る専門職じゃなくて、自分の役割を果たせる専門家を目指すべきなのかなと最近思うところです。


いろいろやろうとすると、安田会長によく言われる一言。「小島くん、器用貧乏になるで。」


今週末は安田会長の講演会ですよ。

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01.07.09:58

ロコトレやめてくれ。

前々から、私にとってかなり疑問な運動のパンフレットが、製薬会社がどこかの教授か誰かに書かせて作るので、整形外科外来で結構配られているのだが、現在、ロコモ健診の実現へ向けて日本整形外科学会がロコトレなるパンフレットを配るのを進めているようだ。

私の勤務する病院の他の整形外科医でも、積極的にこれを配っている人もいる。

もちろん私はアイアンクリニック製のスクワットのパンフレットを、足腰の弱っている患者さんには配りまくっている。

しかし、ロコトレが配られるようになってから、私の勧めるスクワットのやってくれる率が下がっている気がする。

きっと楽な運動で効果的みたいな、深夜番組のテレフォンショッピングのような売り言葉に流される人が多いのだろう。

ロコトレが効果的と思う人よ、脚が細くてお悩みのボディビルダーに、効果は医学的に証明されているからと、ロコトレパンフレット渡してみなよ。間違いなく笑われるぞ。

本当に足腰の弱った人に、効果的に筋力を回復してもらおうとしている私の邪魔をしないで欲しいもんだ。

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12.17.10:50

参観日

前の日曜日、うちの幼稚園児の参観日だったのだが、何か遊ぼうということになり、幼稚園児対保護者でタッチリレーといって部屋の端から端を往復して次の人にタッチする競争をした。

先生から大人が大人気なく勝つのもいけてないし、かといって手を抜くのもよろしくないということで、ハンデをつけることになった。

で、さすがに倍走るとかなら負けるかなと、後ろ向きで走ることにした。
俺的には、うちの子と自分で考えた場合、それでも圧勝かなと考えたいた。

で、いざ始まったら、予想外の保護者チームの運動能力の低さで完敗してしまった。

先生は子供をなめすぎましたねと。片道ですか往復ですか?と最初に聞いたでしょ?と。

自分はそこそこ幼稚園児の走りよりは速いくらいかと思ったが。

保護者のほとんどが、こんなダラダラで筋トレしている俺以下の運動しかしていないと思われる。

大丈夫か?日本の未来?

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12.16.13:39

私が考える日本強靭化計画

日本を強くするということは、日本人を強くするということです。

日本人の世界に冠たるもの。それは、親切さだそうだ。
サービスは世界一。これは、日本で活躍する外国人の方もおっしゃっているので間違いなさそう。
お金を求めて日本人に帰化して生保になっているような外国人はそう言わないでしょうが。

そのためには、日本人は更に他国を引き離すためには、更に親切な人を増やす。
まず、できるだけ自分が親切になる。
自分の損得勘定で動く欧米化や大国主義に汚染されている人が多いが、そういう人は日本人の利点を失っている。
これは、学力よりも大切です。頭の良いケチで嘘つきな奴なんて、世の中の害になっても国力にならない。

親切で素直な人が仕事をするから、素晴らしいサービスが生まれ、信頼のできる商品ができてきたわけで、手先が器用とか頭が良いとか、間違った認識でうぬぼれてはいけません。


しかし、現在国力が弱っている。これは、高齢化による経済の鈍化であることは間違いがない。

複雑系から考えて、アベノミクスの介入もどこまで持つか分からない。

少子化対策で多産にするとか言うのは、大局観の無い意見だと思う。世界人口70億人を突破してまだまだ増加中。これ以上増えたら、地球がもたないのは明らか。

経済のために日本人口を増やすなんて間違った方針。世界を見てない。少子化対策は、多産や育児のしやすさの奨励ではなく、少子化する国家の永続性をいかに保つかということだと思う。

では、どうすれば良いか?
強い高齢者を作るしか無い。

で、筋肉ドクターがあと何を言うかは分かるでしょう。

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11.08.16:29

手術と交通事故

手術と交通事故。
何の関係も無いように思えるかもしれないが、両方とも怪我をするという共通点があるんだな。

医学論文でも手術と言うのは病気や怪我を治すプラセボ効果が非常に高いことが知られている。
一方、交通事故は、被害者意識と疾病利得というノーセボ効果が非常に高い。

全く同じ怪我を手術ですると治り、交通事故で受傷すると酷くなるということだ。


もちろん、人間の多様性、特に心に関するものなんて無茶苦茶広いわけで、たまには手術で受けた怪我で酷くなる人もいるだろうし、交通事故で何かの病気や怪我が治る人もいるだろう。


しかし、大した手術だと思わなくても治る例も見たことがありますし、交通事故で器質的異常が無く失明した例も見たことがあります。

人間のこころってのは面白いもんだ。どっちに転ぶか、どっちに転ばすか、自分のインテリジェンス次第だと思うのですが、その辺を放置して噂や世間に流されて、変な手術で治って、大したこと無い交通事故で大病になっている現代人って可哀想?幸せ?

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10.24.11:53

炎症

医学における疾病分類で、炎症、腫瘍、循環障害、代謝障害・・・などと分類される炎症だが、特に最近この疾病分類に炎症が入っていることに違和感を感じる。

炎症にも原因があり、感染・外傷や膠原病・自己免疫疾患、そして変性疾患・廃用から来るものなど、そちらを疾病として分類すべきではないかと。

なぜなら、医学では炎症は免疫反応のことで、病気を治す過程に必ず必要なもので、病気の本態ではない。

他の腫瘍や循環障害、代謝障害などはそれ自体が病的なもので疾病分類されるべきものだ。
そういう疾患では、腫瘍を切除したり循環や代謝動態を改善することが治療となるのは納得できる。

しかし、炎症を疾病と考えて、抗炎症剤を使うことなど、自己免疫疾患ならまだしも、それ以外に使用することは、免疫反応を妨害するということなので、筋違いなのは明白だ。

これは疾病分類に炎症と分類し、それが常識化してしまったがために、医師ですら炎症は悪いものでそれを無くさなければといった間違った連想が出来上がってしまっているのではないかと感じる。
これは明らかに認知の歪みだと思うし、原因は疾病分類に炎症と記載してしまっていることによるんじゃないだろうか?

もちろん医学を学んだこともない素人が、疾病分類に炎症と書いてあるから、炎症が免疫反応とも知らず、悪いものと考えるのも仕方がないことだ。

やはり疾病分類から炎症は削除すべきだな。
困るのは消炎鎮痛剤と痛み止めを販売している製薬会社くらいだろう。
変えれないとしたら、製薬会社の利権のため?

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09.01.02:32

医療のパラダイムシフト

未だに多くの方が盲目的に信じている医療のパラダイム。
病気になったら、病院へ行き、検査をして診断してもらい、治療を受ければ治るというもの。

これに異論を唱えたのかどうか、ガン、糖尿病、高血圧などを生活習慣病と初めて言い出したのが、有名な日野原先生らしいですね。

要するに世の中に、運命と因果応報、変えられない運命と変えられて自分で選択するものの2つに大きく分けられるものであり、今の現状がどちらか?という話です。

最近人気の遺伝子、DNAがどうのこうのというのは、変えられない運命を何とか出来ないかともがいている技術ではないでしょうか?

しかし、ほぼ9割以上の患者さんの病気は、生活習慣病、要するに自分の選択の結果で起こった病気ではないでしょうか。

悪いことと分かっててやり続けた結果だったりするわけです。

アルコールや喫煙、三白の害などはその中で代表的なもの。

そして、整形外科臨床にたずさわるうちに痛感するのは、運動不足、筋力不足です。

筋力が衰えるのにあらがう運動とは?確かに筋トレはまだ開発されて200年も経っていません。
しかも、しっかりと科学的合理主義で理解できるものってのは、ここ100年くらいに分かったことではないでしょうか?

100年以上前は確かに筋力不足は解決方法が分からなかったんだから、運命だったのかもしれません。
しかし、この筋トレが開発された以上、筋力不足はもはや生活習慣病です。
変えられる生活習慣の一つになったわけです。

しかも、この技術の凄いところは、副作用が無い。

しかし、未だに病気を全て運命扱いして、そこからの考え方、病気になったら、病院へ行き、検査をして診断してもらい、治療を受ければ治るというパラダイムに囚われている人が大多数ではないでしょうか?

これに新しいパラダイムが徐々に広がって来ているのを感じますが、利権、既得権益がなかなかこの医療のパラダイムシフトを妨害しているように感じなくは無いです。

新しいパラダイムシフトはどうなるでしょうか?
病気になったら、その病気が運命なのか因果応報なのか、まず医師が判断すべきだと思います。判断がつかない時に仕方なく侵襲的な検査をする必要があり、どうしても耐え難い症状があるなら侵襲的な投薬や手術などの治療を受ける必要もあるかもしれません。

運命的な疾患と診断されれば、大学病院で極小数の人のための最新技術の治療を受ければ良いでしょう。

では、因果応報の大多数の生活習慣病の方はどうするか?生活習慣を変えてもらうしかありません。
それが一番副作用もなくより良い状態に戻ることが出来ます。
しかも、私の思うところ有害な生活習慣の修正は中毒性があり難しいかもしれませんが、良い生活習慣を取り入れることはそんなに時間のかかるものでも難しいものでもありません。

このようなパラダイムを持つ人は、医師でもまだマイノリティですが、割とハイソな方々にはこのパラダイムシフトが起こりつつある気がします。

で、このパラダイムシフトを妨害する既得権益。やはり、医薬品業界、食品業界、医療機器業界などじゃないでしょうか?これらの業界が医療と繋がる限り、なかなかパラダイムシフトが妨害される気がします。

健康志向な因果応報を受け入れる医療パラダイムシフトが行われるために医療業界が癒着すべき業界は、農業とJHITA?ではないでしょうか?

なぜ、食品業界が既得権益かって?サプリとか良い物出してるじゃないかって?
ちょっと私が思うにまがい物なんですね。そういうの。

そう思った方は、10月に開催されるであろう、私のセミナーへ。

お金で買えないものは愛と筋肉とALFEEの高見沢さんが言ってましたが、生活習慣で唯一お金で売れるのが食品だからであって、やはり利権で発展した世の歪みに感じなくもない私です。

社会保障費が年々増え続けて、健康な人が増えないのは、古いパラダイムの既得権益のためでしょう。人口が減って、経済成長もそれほど望めない我が国にこそ、この新しい安い社会保障費になるであろう新しいパラダイムへのシフトが必要ではないでしょうか?

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08.22.10:19

小言

朝に杖ついた人が並んでいる整形外科クリニックがある。
どうせ、機能回復しないリハビリと称する器械やマッサージをして、一人数百円の保険料を頂いているのだろう。

老いて機能低下していく人を眺めてお金をもらうって、私ならやだな。
私がそういうことやったら、開院前から並んでいる人が小銭にでも見えてしまいそうな気がする。
そういう風になるくらいなら、私は開業辞めると思う。


しかし、患者側も疑問に思わないんだろうか?
毎日通って、器械やマッサージ、注射などしながら、段々歩けなくなっていって、行ってるときだけ気持ちよくてありがとうって?

そんで、動けなくなったら病院紹介されて手術?

器械やマッサージや注射、薬なんかで機能が回復するなんて思っている人って、ドラえもんや北斗の拳の見すぎじゃない?
秘孔をついたら死んだり治ったり、秘密道具で元気になったり。そんなのは夢の話で、現実的で単純な話では無いですよ。

現実を直視しないのは人間の特徴で夢があって良いときもあるかもしれないけど、現実を受け止めない期待(楽観主義)は早死にするってのがストックデールの逆説ってやつですよ。


トレーニングで体の機能が高まるという単純な真理が理解出来ない人が何故こんなに多いのか、それが不思議な私は何故かマイノリティ?

メジャーデビューはいつだろう?

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07.05.15:22

既得権益

最近、3大既得権益とか言って、電力会社、医師会、農協があげられているが、電気と農産物というのはそれこそ、商業で成り立つ商品を売るもので良いのだが、医療と言うのは公共サービスに近い意味合いのもので、治安維持や教育と同様に商業化すると社会悪になりかねない性質があると思う。

要するに、商品というものは、多くの人に安くてよい物を提供するという行為が社会にとって良い場合にだけ適応すべきものだと思う。

治安維持を商品化すれば、悪い人がいなければ儲からないわけですから、善人が多ければ犯罪をでっち上げるようなことをしなければ儲かりません。
教育を商品化すれば(もうなっているかもしれませんが)、学生が顧客化するわけですから、徳性を育てるようなことが出来なくなります。テストでよい点数を取れてもそれが良い教育とは言えません。
医療も商品化すると、患者を増やし、過剰な検査や治療が行われることになってしまうかもしれません。

確かに混合診療にすると、患者さんは保険診療と共に別の保険診療外の診療も受けることができるわけですから、金持ちの患者さんには高い自由診療へ誘導する商業主義の医療になる可能性はあるかもしれません。

ですので、まあ、医師会は開業医さんの利益団体ですので、存在自体が医療の商品化を好む団体ではありますが、電気や農産物と同等に医療は扱えるものでは無いと私は思いますが、あまりそういう話を聞かないのが危険な気がします。

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06.21.16:19

鎮痛薬

整形外科といえば鎮痛薬が大量に処方されているだろう。
私も最も多い処方は鎮痛薬だろう。

種類も、アセトアミノフェン、NSAIDs、ステロイド、麻酔薬に麻薬まで様々なものがあるし、剤形も、内服薬、坐薬、塗布薬、貼付薬(湿布)に注射薬といろいろある。

効能、作用はおのずと知れた、「痛みを取る、痛みを抑える」ものだ。人間がどれだけ痛みが嫌いかってことだろう。
で、もちろん、副作用はいろいろある。胃潰瘍や免疫低下などは有名な副作用だ。

この、薬の作用(効能)、副作用ってのも、人間が勝手に欲しい結果を作用、それに付随する好ましくない結果を副作用と呼んでいるだけで、作用も副作用もその薬、物質の持つ作用だ。
もちろん、次々に新薬が開発されているが、目的は作用を増強して副作用を抑えようということだろう。
しかし、副作用が無くなることは無いし、新たな副作用が出てくる場合もある。胃潰瘍にはなりにくいが心臓に悪影響が出たなんてのもありますね。

生薬治療を行う医師も、やはり、切れ味(効能)は一般処方薬の方が良いと言う。そりゃ、そのために莫大な研究費使ってやってるわけですから、そうだって感じですね。


で、この痛み止め(鎮痛薬)、結構世の中で乱発されている印象がある。もちろん耐え難い痛みのある人にはありがたい薬ではあるのだが、どうも外傷などで大して痛くも無いのに出されたり、痺れ、凝りなんてものにも処方されている。

もちろん、痛み止めは痛み止めなので、腫れを抑えたり、痺れ、凝りなどを抑える効能は無い。

では、痛みの無い人が痛み止めを使うとどうなるのか。もともと痛みが無いのに痛みを抑えようが無い。おのずと副作用が期待できるだけだ。
胃潰瘍になりたいとか、免疫を落としたいという目的なら良いかも知れないが、それ以上の作用は期待できない。

なのに、世の中、打撲したからとか、肩こりがするんでとか、腫れるんでとか、除痛以外の目的で出されまくってます。

鎮痛薬の多くに「消炎」鎮痛剤と炎症を消すという良さげなことを書いてます。炎症と言えば、疼痛、発赤、腫脹、熱感といった気持ちよく無さそうなことを連想させるので、それらを全て解決してくれるように思ってしまいそうです。
しかし実際、炎症は免疫反応で治ろうという身体の反応ですし、NSAIDsという有名な多く処方される鎮痛剤を使うと、免疫低下により骨折などでは治癒が遅れることが明らかなようです(ちなみに喫煙も骨折は治癒を遅らせるらしい)。
決して、痛み止めを使ったら治りが遅くなることはあっても、早く治るなんて作用、副作用から考えてあり得ない。痛くないのに使う必要は全く無い。

定期処方薬で1日何回などと処方されている場合も多いですが、私は痛みが耐え難い時は1日何回までで使うようにといった処方しかしたことが無い。
前の医師が定期処方で出しっぱなしで患者さんが希望される時くらいかな?でも十分に説明してもそれでもって人だけですが。


CMなどでは、スポーツ選手が運動後に気持ち良さそうに鎮痛薬を使っているのを見せて、良いイメージを植え付けようとしていますが、その辺しっかり考えて痛み止めとは付き合いましょう。

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