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筋肉ドクターの気まぐれ日記

Killing Timeに日記を書き候
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11.22.00:42

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  • 11/22/00:42

08.19.11:35

選択肢を減らす

オリンピック選手を見て感動されている方も多いことでしょう。
彼らはこの日を目標に一つのことに集中してきて結果を出し、それを見た人々に感動を与える。

しかし、そういう彼らを見て感動している人々なのに、一つのことに集中するのを不幸と考える。享楽的にいろいろなことを楽しむことを幸せとしている。選択肢が多い方が幸せと考え、選択肢が少なくなることは不幸だと考える。そして、選択肢を増やすためにお金が必要だと。

では、オリンピック選手は不幸なのか?おそらく、オリンピック選手で自分は不幸だと思っている人はいないのではないだろうか?

選択の科学という話では、実は選択肢が多い人の方が不幸になるという話がある。
もしかして我が国の天皇陛下も初代神武天皇がこのことに気付いて、自分たち一族は永久に幸福を享受するために生まれてから死ぬまで選択肢の無い天皇という道を作ったのかもしれない。

が、現代日本人は何も無くても選択肢が多い。仕事以外にもスマホでネットサーフィンで動画見たりゲームしたり本読んだり音楽聞いたり、かと言っていろんなところへ旅行へ行ったり、グルメツアーしたり、映画見たりライブ行ったり、山行ったり海行ったり、享楽的な誘惑に溢れている。
布袋寅泰さんも「生まれたときから豊かさを享受している世代が、豊かさに背を向けて、豊かさを横目で見ながらハングリーであり続けるには、大変な意志の強さが必要だ。」と言っている。

そういった享楽的な暮らしを幸せのためと思っている現代人に実は心理社会的因子の運動器の痛みが多い傾向にある。
要するに選択肢が多く何でも楽しめるという人が腰痛や肩こり、関節痛などを訴える傾向にある。
逆に本当にハングリーな国にはそういった病気の人は少ない。

そして、享楽的な人生を送っている人を見て人々は感動をしない。要するにそういう人生を送っているどうでもいい人に見られるということだ。

オリンピックを見て感動するのは良いが、自分も感動させられる側になるよう、選択肢をなくした道に活きることを考えてみるのも良いかもしれない。そういうことが、実は整形外科医の必要性を減らすかもしれない。

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