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筋肉ドクターの気まぐれ日記

Killing Timeに日記を書き候
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11.22.05:29

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  • 11/22/05:29

08.16.10:07

治りたい理由

自己啓発的な話で、いくらHow toが分かっても人間はやらないと言う話がある。
ロバート・キヨサキさんも、「金持ちになりたいんですが、どうやったら金持ちになれますか?」と聞かれて、いくら方法How toを教えてもみんなやらないことに気付いたとおっしゃっていましたが、これは医療に関しても言える。
「どうやれば治りますか?」と聞いてきて、How toを教えても誰もやらない。
私も散々スクワットのパンフレットを配ってきましたが、まあ、その場でやらさないとまず自分でやった人を見たことがありません。家に貼ってあります、毎日やってみたけど変わらない(週に1回やりましょうって書いてあるけど・・・読んでもいない)などと言ってやらない人ばかり。
自己啓発に金持ちでないHow toマニアが集まるように、ある意味医療機関にはそういった健康でないHow toマニアが集まっているのかもしれない。

で、何が重要かですが、ロバキヨさんは何故金持ちになりたいのかという大きな理由Whyが無ければ誰もやらないと言っています。
自己啓発の大御所アンソニー・ロビンスはBig Whyが重要だと言っています。

要するに自己啓発でも医療機関でもBig Whyが無ければ金持ちにもなれないし治れないということだ。

逆に言えばBig Whyを持っている人は、自己啓発へ行く前、医療機関にかかる前に、もう金持ちになる方法、健康になる方法をやっているので、そういうところへ行かないのかもしれない。

まあ、医療機関には実際本気で治りたくない人も多く来られる。病気であること、仕事ができないこと、介護がいること、障害者であることを証明してもらって、何がしかの利益を得ようと思って来られている方も多いし、そういった不幸な自分を慰めて欲しいだけの人も多い。そういう人は治る方法を聞きたくないので、そういう話をしだすと明らかに不快な顔をする。そんな話をしに来たのではないという感じだ。
こういう傾向は特に整形外科に強いかもしれませんね。他科ではあまりないかな?

基本、医療は医師も患者も性善説が前提で作られていると思うけど、全く現状はそうでは無いですよね。医療者側だって、結局そういう治る気の無い患者さんを通わせ続けて儲けるシステムを甘受している人が大多数だと思います。そして、そういった治る理由の無い人が使う医療費を自分で治す人も社会保険料として払い続けている。しかも、我が国の社会保険料は既に破綻している。

医療機関へかかる人が治りたい理由Big Whyが無ければ行かないことになったら、医療費はかなり抑制できるでしょうね。

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