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筋肉ドクターの気まぐれ日記

Killing Timeに日記を書き候
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11.24.04:24

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  • 11/24/04:24

06.16.03:31

混合診療

現在、混合診療の自由化が議論されているようだが、だいたい出てくる話が見承認の抗癌剤を保険診療と並行して使うのを許すという話だ。でも、保険診療と自由診療を併用して治療できるとなると、その他にもいろいろと考えることがあるように思う。

まず、個人の医者の裁量でより実験的な医療が行われる危険性はあると思う。世界でも承認されていない未承認の医療を堂々と行えるわけですから。まあ、脳脊髄液減少症のブラッドパッチみたいに、混合診療禁止下でも自由診療で思いつきの治療をやる医師はいるわけですから。

逆にテクノフォビアな医者が祈祷や呪術のような怪しげな行為と保険診療を組み合わせるなんてことも起こってくるかもしれない。

現行保険診療は整形外科においては、自宅へ帰れれば医療の対象外的なところがあるので、アスレティックリハビリテーションなどは、保険適応外と聞くので、並行して保険診療と行えるようになれば、より運動を真剣にやる医者も増えてくれるかな?などと期待が持てなくもない。

もともとアイアンクリニックリハビリセンターも、混合診療を避けるために別棟で診療所として申請せずに真剣な運動が出来るようにと考えて作ったものだ。まあ、結果親父が時代に逆行する安静大好き診療をやり続けているので施設は使われず、もったいないので私が細々と運営している状態だが。

まあ、エビデンスに反する安静大好き診療でも、実際現在ニーズはあるわけで、そういった意味では、混合診療が認められれば、逆に患者側に選択肢の幅も増えるかもしれない。

人造人間みたいにしてくれる医療を選ぶこともできるし、楽して寝たきりになる医療も選べるし、死ぬまで動ける身体を作ってくれる医療も選ぶことが出来るようになるだろう。でも、最初は患者さんが困惑するかもしれませんね。医療の標準化は保険診療の枠外の行為が認められれば崩れるでしょうね。
江戸時代の医療を研究して自由診療で復活させる医者も出てくるかもしれませんし、何も未承認先端医療を使うとは限りません。

混合診療になると、施設基準とかも大幅に変更されるんでしょうね。診療所とか病院とか開設しようと思うとバリアフリーとか京都はうるさいわけですが、いや、うちは混合診療でバリアアリーで患者さんの足腰を鍛えてもらうんだという医師が出てきたら、どうなるのかな?

まあ、保険診療の適応もいまいち納得しかねると思っている医師も大多数でしょうし、混合診療解禁は良いんじゃないでしょうか?そうなると、リハビリで希望する患者さんには普通に筋トレがしてもらえることも期待できるかな?でも、そっち方向には行かないんだろうな。多分残念ながら。

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