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筋肉ドクターの気まぐれ日記

Killing Timeに日記を書き候
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11.22.16:30

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  • 11/22/16:30

10.22.11:18

伝統医療か最新医療か

現行の日本の医療は、よくも悪くも西洋医療に根ざしている。

東洋医学というと、伝統と歴史に裏打ちされた医療という感じで、西洋医学というのは物理化学的なところから人間の機能を解明するところから始まった医療という感じだと思う。

しかし、西洋医学というものに統計的な相関関係を重要視する傾向が出てきて、そういう物理化学的物質的な医学との矛盾が発生してきている。

統計的な相関関係で多くの被験者の二重盲検法でシステマティックレヴューをしたところで、歴史的裏打ちという意味では現代人であるというバイアスが入る。

そういう意味では東洋医学、伝統医学の強みがある気がする。

しかし、東洋医学と言えば中国と日本だが、中国は文化大革命でほぼ東洋医学も消滅しているようだ。中医という人と話した時、陰陽五行、易経などに根差した伝統と歴史の医療かと思いきや、そんな前時代的なものを信じている中医はいないということだった。要するに生薬治療するってだけだ。まあ、悪くは無いかもしれないが、ほぼ西洋医学だ。

日本も伝統的なものをGHQの占領下でかなり失ったが、伝統医療は中国よりも残っている気がする。
しかし、明治以降の文明開化からの西洋医学を盲信する志向はまだ続いている。

最近、むち打ちや腰痛なんてほぼ西洋医療思想が作り上げた病気という気がしなくもない私です。現に文明開化以後に激増しているわけですから。

で、西洋医学は物理化学的、物質的なものから、統計による相関で病気を捉えるようになったと言ったが、西洋医学はそうでも、西洋医療はじゃあ変わったのかというと、日本もそうだが、恐らく世界的に医療は最初に作り上げられたものからほぼ脱却できていないと思う。

現に、保険診療点数がそれによって何か変わったか?というとほぼ前の通りだ。

最新の西洋医学的知見を導入しない歴史の浅い西洋医療が、伝統と歴史に裏打ちされた東洋医学とどっちが良いのか?って微妙だな。

要するに日本の医療は伝統もない最新でもないただのビジネスモデルな西洋医療と感じるんだな。

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