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筋肉ドクターの気まぐれ日記

Killing Timeに日記を書き候
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04.17.01:28

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  • 04/17/01:28

02.28.00:22

How to、合理的、標準化

 ドワンゴの川上量生会長が言っておられて面白かったのですが、How toや合理性を追求していくと、人間がすることを今では結局コンピューターで計算した結果を人間がなぞるということになるということだ。

例えば、もうチェスなら人間よりコンピューターが強いわけですから、チェスの最良の一手のHow toを合理的に考えると、コンピューターが良いという一手を人間が真似することになります。将棋も囲碁も、いずれそうなるだろうと。

となると、なんでもかんでも標準化するということは、コンピューターの方が上手に出来るわけです。

そう考えると、EBMなんて言われるようになって、医療を標準化しようという試みもあるわけですが、ある意味治療法の選択なんてものも、コンピューターの方が人間よりも優秀な名医になるということになります。

で、ドワンゴ会長によりますと、結局、How toや合理性のある、標準化出来る仕事は機械のほうが人間より優秀という時代が来つつあるということだ。
そう考えると、WikipediaGoogleなんてのも、人間の標準化、機械化を追求するもので、決して多様性を広げるものではないとのこと。機械に勝てないことを人間がやっているに過ぎないということです。その逆をニコニコ動画は目指しているそうです。

しかし、どれだけコンピューターが優秀になっても複雑系の天気予報なんて恐らく永久に予測不能なわけで、人間の健康も無限要素があるのですから予測不能なはず。

となると、医療を標準化することに無理があるということになる。となると、コンピューターは名医に成り得ないということになる。どこまでもEBMを追求したところで、結局コンピューターに勝てない医師になるだけで、予測不能な最良の一手を出すところに名医の人間として出来ることがあるということになるだろう。

エビデンスどおりの医師はある意味機械に勝てなくなることを追求していることになります。より人間的な多様性に対応出来る医師がこれからは求められるのかな?などと考えさせられた。


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