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筋肉ドクターの気まぐれ日記

Killing Timeに日記を書き候
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04.16.19:57

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  • 04/16/19:57

05.29.11:31

裸の王さま

最近この「裸の王さま」って話を本当に、素晴らしい話だと思います。

医療、健康についての多くの人の知識って、本当にこの王さまのままだと思います。

もちろん、私が無茶苦茶間違っているってこともあり得るでしょうが、それほど外れていないと思います。物語の子どもの発言に近いことを話せていると自分では思っています。

例えば、「健康にはサプリメント」という例で、服をサプリメント、服職人を科学者、王さまをあなた、大臣を友達、子どもを筋肉ドクターに置き換えて話を上記裸の王さまのリンクの文を面白く修正してみたいと思います。



 むかしむかし、あるところに、たいへん健康好きなあなたがいました。
 このあなた、新しいサプリメントをみつけては、それを摂るのが大の楽しみです。
 ある日、科学者を名乗る二人のペテン師がやってきて言いました。
「わたしたちは、とても効果のあるサプリを作ることができます。そのサプリは不思議な粉で、それでつくったサプリは、おろか者には効果がないのです」
「ほほう。それは、おもしろい。さっそく粉を作って、サプリをつくってくれ」
 あなたは、うれしそうにいいました。
(それを摂らせれば、みんなが、りこう者か、おろか者か、すぐに見分けがつくわけだ)
 二人の男はサプリメントを作るのに入り用だと言って、あなたにたくさんのお金を出させると、熱心にサプリメントをつくりはじめました。
 とはいっても、本当は、サプリメントを作っているようなふりをしているだけなのですが。
「いったい、どんなサプリだろう? はやく摂ってみたいものだ」
 あなたは、その不思議なサプリメントを早く摂りたくてなりません。
 そこで友達にいいつけて、どのくらい効果があるか見にやりました。
 さて、サプリメントを見に行った友達ですが、サプリメントを作っている二人の男のそばへいって少し試食させてもらってビックリ。
「???」
 何も、感じないのです。
 パシパシ、パシパシ。
 ほっぺたを叩いてみましたが、やはり何も感じません。
 それに気づいた二人の男は手を休めると、わざとらしく友達に言いました。
「やあ、これはお友達。どうです、見事なサプリでしょう。もうすぐ出来上がりますので、(あなた)にふさわしい、効果のあるサプリに仕上げますよ」
「いや、あの、・・・うむ、そうだな。確かに見事なサプリだ」
 友達はそう言うと、足早に部屋を出て行きました。
「(あなた)に、なんて報告すればいいのだろう?」
 友達は、なやみました。
 友達は今まで、うそをついた事が一度もありません。
 でも、正直に効果がないと言えば、自分はおろか者だと言うことになり、下手をすれば友達をやめさせられてしまいます。
 そこで、あなたの所へ帰ると、
「まことに見事なサプリです。もうすぐ出来上がるそうです」
と、うそを言ってしまったのです。
「そうか、それほど見事なサプリか」
 友達がうそを言った事がないので、あなたは友達の言葉を信じました。
 そしてあなたは、その不思議なサプリメントを自分でも摂ってみたくなり、あくる日、友達を連れて試食しに行くことにしたのです。
 二人の男がサプリメントを作っている部屋に着いたあなたは、二人の男に声をかけました。
「うむ、二人ともごくろう。して、例の不思議なサプリは、どんな感じじゃな?」
 すると二人の男は、サプリを飲まされたふりをしている健康な人を指差して言いました。
「(あなた)、これでございます。どうです、なかなか見事なサプリでしょう。たった今、発売したのでございます」
あなたも試食しました。
「へっ? ・・・」
 何も感じないので、あなたはほっぺをパシパシと叩きました。
 それを見た二人の男は、少し意地悪くたずねました。
「あの・・・、もしかして、お感じにならないとか」
 その言葉にビクッとしてあなたは、あわてて言いました。
「いや、そんな事はないぞ。なるほど、確かにこれは素晴らしいサプリだ。うむ、実に気にいったぞ。さあ、1ダースくれ。もうすぐ行われるスポーツ大会には、ぜひとも摂って健康になって行きたいのだ。あはははははー」
 そして大会の日の朝、二人の男が発売したサプリメントを届けにきていいました。
「さあ、どうぞ飲んでみてください」
 あなたに、二人の男は出来上がったそのサプリメントを、渡して飲ませ効果のあるふりをしました。
 飲み終わると、そばにいた友達たちは、
「まことによく健康そうで、お元気に見えます」
「本当に。それにしても、見事なサプリです」
と、口々にほめたてました。
「そうか、そんなによく効果的か。あはははははー」
 あなたは、いかにも満足そうに言いました。
「新しいサプリのうわさを聞いて、町の者も早く摂りたがっておる。すぐに販売させよ」
 あなたは行列をしたがえると、いばって、ゆっくり歩きました。
 それを摂った大勢の町の人たちは、目を見張りながら、わざと大きな声で口々に、
「なんて効果的だろう、とても健康になれたみたいだ」
「さすがは(あなた)。効果的なサプリをよく教えてくれたんだこと」
と、いいました。
 本当は、みんな何も感じていないのですが、そんな事を人に知られたら、自分はおろか者だと思われてしまいます。
 そのときです。
 行列を見ていた筋肉ドクターが、笑っていいました。
「わーい、おかしいな。とても健康に見えない(あなた)が、いばって歩いてる」
 その声を聞いた町の人たちも、口々に言いました。
「やっぱり、そうだよな、あなたは、どうみても健康じゃないよな」
「そうだよ。サプリが効果のあるふりをしているけど、あなたは不健康だよ」
「ああ、効きもしないサプリを効くようなふりをしていた、自分が恥ずかしい」
 でも、もっと恥ずかしかったのは、ペテン師にだまされて、不健康だった事に気がついたあなたです。
 しかし大切な大会ですので、すぐに棄権するわけにはいきません。
 あなたは恥ずかしさのあまり、まっ赤になった顔のまま大会を終えると、逃げるようにおうちへ帰って行ったという事です。

おしまい


 

ちょっと無理矢理でしたか?
でも、これに近からず遠からず、サプリを手術、注射、プロテイン、薬、健康器具に置き換えて考えてみてください。



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